2023.06.03
6月2日、イタリア・フィレンツェでダイヤモンドリーグ第3戦の「ゴールデンガラ」が開催され、女子1500mでフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分49秒11の世界新記録を樹立した。
キピエゴンは16年リオ五輪、21年東京五輪の金メダリスト。昨年の世界選手権でも優勝を飾り、この種目のトップ選手として君臨してきた女王に新たな称号が加わった。
これまでの世界記録は15年にゲンゼベ・ディババ(エチオピア)が15年に出した3分50秒07で、キピエゴンは昨年8月にあと0.30秒と迫る3分50秒37をマークしていた。
この日は、ペースメーカーが400mを62秒、800mを2分04秒と流れを作ると、キピエゴンは1000mを2分34秒で通過。ペースメーカーが外れたあとは独走となったが、ラスト1周の鐘を合図にさらにペースアップする。
100mごとのスプリットは14秒台を刻み、ラスト400mを58秒87という驚異的なビルドアップで、8年ぶりの世界新、女子初の3分50秒切りを達成した。
前日の会見で「ビューティフルなレースをしてみたい。そして、自分には何が可能なのかを見てみたい」と語っていた29歳のキピエゴン。レース後のインタビューで「昨日、私が言ったことが現実となりました」と笑顔を見せ、「まだまだこれから。もっと速く、3分49秒より速く走れるようより努力していきたい。残りのシーズンもビューティフルなレースをしていくつもり」と、頂点を極めてもなお、先を見据えた。
また、2位のローラ・ミューア(英国)は3分57秒09のシーズンベスト。3位のジェシカ・ハル(豪州)は3分57秒29のオセアニア新記録を打ち立てている。
【動画】女子史上初の3分50秒切り!女子1500mのレースダイジェスト
女子1500m世界歴代10傑
3.49.11 F.キピエゴン(ケニア) 2023. 6. 2 3.50.07 G.ディババ(エチオピア) 2015. 7.17 3.50.46 曲 雲 霞(中国) 1993. 9. 1 3.50.98 姜 波(中国) 1997.10.18 3.51.34 郎 菅 来(中国) 1997.10.18 3.51.92 王 軍 霞(中国) 1993. 9.11 3.51.95 S.ハッサン(オランダ) 2019.10. 5 3.52.47 T.カザンキナ(ソ連) 1980. 8.13 3.53.91 尹 麗 麗(中国) 1997.10.18 3.53.96 P.イヴァン(ルーマニア) 1988.10. 1RECOMMENDED おすすめの記事
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