HOME 海外

2023.06.03

女子1500m史上初の3分50秒切り! 五輪2連覇・女王キピエゴンが3分49秒11!/DLフィレンツェ
女子1500m史上初の3分50秒切り! 五輪2連覇・女王キピエゴンが3分49秒11!/DLフィレンツェ

22年世界選手権女子1500mで優勝しているキピエゴン

【動画】女子史上初の3分50秒切り!女子1500mのレースダイジェスト

女子1500m世界歴代10傑

3.49.11 F.キピエゴン(ケニア)  2023. 6. 2
3.50.07 G.ディババ(エチオピア) 2015. 7.17
3.50.46 曲 雲 霞(中国)     1993. 9. 1
3.50.98 姜  波(中国)     1997.10.18
3.51.34 郎 菅 来(中国)     1997.10.18
3.51.92 王 軍 霞(中国)     1993. 9.11
3.51.95 S.ハッサン(オランダ)  2019.10. 5
3.52.47 T.カザンキナ(ソ連)   1980. 8.13
3.53.91 尹 麗 麗(中国)     1997.10.18
3.53.96 P.イヴァン(ルーマニア) 1988.10. 1

6月2日、イタリア・フィレンツェでダイヤモンドリーグ第3戦の「ゴールデンガラ」が開催され、女子1500mでフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分49秒11の世界新記録を樹立した。 キピエゴンは16年リオ五輪、21年東京五輪の金メダリスト。昨年の世界選手権でも優勝を飾り、この種目のトップ選手として君臨してきた女王に新たな称号が加わった。 これまでの世界記録は15年にゲンゼベ・ディババ(エチオピア)が15年に出した3分50秒07で、キピエゴンは昨年8月にあと0.30秒と迫る3分50秒37をマークしていた。 この日は、ペースメーカーが400mを62秒、800mを2分04秒と流れを作ると、キピエゴンは1000mを2分34秒で通過。ペースメーカーが外れたあとは独走となったが、ラスト1周の鐘を合図にさらにペースアップする。 100mごとのスプリットは14秒台を刻み、ラスト400mを58秒87という驚異的なビルドアップで、8年ぶりの世界新、女子初の3分50秒切りを達成した。 前日の会見で「ビューティフルなレースをしてみたい。そして、自分には何が可能なのかを見てみたい」と語っていた29歳のキピエゴン。レース後のインタビューで「昨日、私が言ったことが現実となりました」と笑顔を見せ、「まだまだこれから。もっと速く、3分49秒より速く走れるようより努力していきたい。残りのシーズンもビューティフルなレースをしていくつもり」と、頂点を極めてもなお、先を見据えた。 また、2位のローラ・ミューア(英国)は3分57秒09のシーズンベスト。3位のジェシカ・ハル(豪州)は3分57秒29のオセアニア新記録を打ち立てている。

【動画】女子史上初の3分50秒切り!女子1500mのレースダイジェスト

女子1500m世界歴代10傑

3.49.11 F.キピエゴン(ケニア)  2023. 6. 2 3.50.07 G.ディババ(エチオピア) 2015. 7.17 3.50.46 曲 雲 霞(中国)     1993. 9. 1 3.50.98 姜  波(中国)     1997.10.18 3.51.34 郎 菅 来(中国)     1997.10.18 3.51.92 王 軍 霞(中国)     1993. 9.11 3.51.95 S.ハッサン(オランダ)  2019.10. 5 3.52.47 T.カザンキナ(ソ連)   1980. 8.13 3.53.91 尹 麗 麗(中国)     1997.10.18 3.53.96 P.イヴァン(ルーマニア) 1988.10. 1

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.07

パリ五輪トライアスロン金のイーが2時間6分38秒! ファラーに次ぐ英国歴代2位/バレンシアマラソン

バレンシアマラソン上位成績 1位 J.コリル(ケニア)   2時間2分24秒 2位 A.ペトロス(ドイツ)  2時間4分03秒 3位 A.キブラブ(ノルウェー)2時間4分25秒 4位 大迫傑(リーニン)   2時間4分5 […]

NEWS 女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

2025.12.07

女子・ジェプコスゲイが歴代4位の2時間14分00秒 男子はコリルが2時間2分24秒でV/バレンシアマラソン

マラソン世界歴代10傑 ・男子 2.00.35 K.キプトゥム(ケニア) 2023.10. 8 2.01.09 E.キプチョゲ(ケニア) 2022. 9.25 2.01.41 K.ベケレ(エチオピア) 2019. 9.2 […]

NEWS 大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

2025.12.07

大迫傑、34歳で自身3度目のマラソン日本新!プロ活動、五輪後引退表明から復帰、メーカー契約変更と独自路線歩む

男子マラソン日本歴代10傑+パフォーマンス10をチェック! 2.04.55 大迫  傑(リーニン) 2025.12.7 2.04.56 鈴木 健吾(富士通) 2021.2.28 2.05.12 池田 耀平(Kao) 20 […]

NEWS 34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

2025.12.07

34歳の大迫傑が2時間4分55秒の日本新で4位 鈴木健吾の記録を1秒塗り替える /バレンシアマラソン

男子マラソン日本歴代10傑(パフォーマンス10傑)をチェック! 2.04.55 大迫  傑(リーニン) 2025.12.7 2.04.56 鈴木 健吾(富士通) 2021.2.28 2.05.12 池田 耀平(Kao) […]

NEWS 順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

2025.12.07

順大が大学生の部制覇! 一般の部はコモディイイダの9連覇止めた警視庁がV/奥多摩渓谷駅伝

第87回奥多摩渓谷駅伝は12月7日、東京・青梅市、奥多摩町内の特設コースで行われ、大学生の部は順大が2時間14分29秒で優勝した。 順大は山下健秀(4年)、半澤康(4年)、堀口颯亮(4年)、辰巳舜(4年)、金原祥汰(4年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top