2023.05.30
8月の北海道インターハイに向けた都道府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
富山県大会は5月26日~29日の4日間、富山県総合運動公園陸上競技場で行われ、男子短距離の澤木翔陽(富山一3)が100m、200mの個人2冠を達成した。
澤木は100m準決勝でこれまでのベスト(10秒92)を大きく更新する10秒68(+0.9)の好タイムをマークすると、決勝では追風参考ながら10秒62(+2.9)をマークしてV。前回7位の雪辱を果たした。勢いそのままに前回3位だった翌日の200mは22秒01(-0.3)で制している。
女子ハードルは松木愛結(龍谷富山2)が躍動。2日目に行われた100mハードルを14秒22(+1.0)の自己新で制すると、翌日には経験の浅い400mハードルで64秒09をマークし、同学年の小島乙葉(富山北部2)を0.06秒差抑えてハードル2冠を果たした。最終日には3走を務めた4×400mリレー(3分56秒94)も制している。松木は中学時代に全中100mハードル8位。昨年の栃木国体100mハードル(少年B)でも8位入賞している。
男子走高跳は、昨年の福島全中2位の伊藤大寿(富山商業1)が1m89でV。今大会個人ではただ1人の1年生優勝だった。同三段跳は谷村康太朗(南砺福野3)が13m68(-0.1)で男子ただ1人の連覇を果たしている。
本田聖人(富山高専本郷3)が男子400m(49秒21)&400mハードル(54秒61)の2冠。吉田煌志(富山商3)も1500m(4分03秒76)と5000m(15分16秒49)の2種目を制した。
女子も複数タイトルが目立ち、石坂沙帆(富山南3)は200m(25秒42/+0.2)と400m(57秒64)に勝利。400mは連覇だった。1500m(4分36秒59)と3000m(10分08秒38)は風呂美祐羽(高岡商業3)が勝ち切った。河合若菜(高岡商業2)は走幅跳(5m37/+1.0)と三段跳(11m16/-0.9)と跳躍2種目で頂点に立った。
学校対抗は男子が116点を獲得した富山商(3年連続51回目)が、女子は129点を積み上げた富山北部(2年連続2回目)がそれぞれ制している。
北信越大会は6月15日から4日間、県大会と同じ富山県総合運動公園陸上競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日間に札幌市の厚別公園陸上競技場で開催される。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.13
男子20km競歩は張俊、女子20km競歩は楊家玉が連覇 中国全国運動会が開幕
-
2025.11.13
-
2025.11.12
-
2025.11.10
-
2025.11.10
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.13
男子20km競歩は張俊、女子20km競歩は楊家玉が連覇 中国全国運動会が開幕
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会が広州市を中心に11月9日から開幕している。陸上競技は12日の20km競歩を皮切りに、15日からマラソンを含め、トラック&フィールド種目がスタートする。 同大会は日本の国民スポ […]
2025.11.13
全中3000mVの出田隆之助擁する中京が県大会連覇 熊本・松橋、栃木・三島など名門校も全国へ/中学駅伝
12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝への出場権を懸けた都道府県大会が佳境を迎えている。11月5日から10日までに、21都府県で代表校が決定した。 関東では5都県で代表が決定。埼玉男子は男衾が1区から主導権を握り、 […]
2025.11.13
やり投・北口榛花 世界一奪還へ向け始動「山を登ったり、ローラースケートをしたり…」右肘も順調に回復
一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞し、200万円と江戸切子とクオーツ時計を組み合わせたオリジナルトロフィーが贈呈された […]
2025.11.13
やり投・北口榛花に服部真二賞 陸上では初「チャレンジしてみようという気持ちを届けられたら」
一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞した。 同賞は「音楽やスポーツなどの分野において、発展、改革に挑むリーダー、世界に向 […]
2025.11.13
福岡国際マラソン 招待選手は22年世界陸上代表の西山雄介 日本歴代7位の細谷恭平 同10位の菊地駿弥ら
日本陸連は11月13日、福岡国際マラソン2025(12月7日/平和台陸上競技場発着)のエントリー選手を発表した。 大会は2028年ロサンゼルス五輪代表につながるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ2025 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025