2022.10.29
◇千葉県高校駅伝(10月29日/旭市・千葉県総合スポーツセンター東総運動場折り返しコース)
5区間21.0975kmで行われた女子は成田が1時間10分55秒で2年ぶりの優勝。11回目の全国切符を手にした。
県女王の座を奪還し、歓喜の輪ができた。「昨年はメンバー外。3年生になって初めての高校駅伝でした。大役を担って優勝できてうれしいです」とアンカーの長島奈南(3年)は笑顔を見せた。
1区を務めたのは昨年の全中1500m3位の今西紗世(1年)。レースとしては初の6kmだったが3000m9分14秒02の走力を生かして集団を牽引。中継所直前に日体大柏に先行を許したが4秒差の2位でタスキをつないだ。
続く2区は主将の鈴木優菜(3年)。「今西がしっかりとつないできてくれたので、私は楽しく走れました」。中継所を出てすぐにトップを奪うと、後続とのリードを広げた。2位に浮上した市船橋とは47秒差。その後は3区の横澤奈夏(3年)、4区の南莉花(3年)、長島も区間賞で、2位に2分08秒差をつける快勝だった。
県4連覇を狙った前回は日体大柏に2分12秒届かず悔し涙。今季は今西の入学で戦力がアップしリベンジを誓っていた。調子が上がらない選手が多かったが、県大会を前に状態を上げてきた。
「現状で力をしっかりと出せたと思います。都大路では1時間8分台を狙っていきたい」と松澤誠監督。鈴木主将は「故障していた分、ここから冬に向けてレベルアップしたいです」と意気込み、今西は「今回は悔しかったけど、都大路では最後まで先頭集団につけたいです」と力を込めた。
全国大会は12月25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。
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