◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)7日目
オレゴン世界陸上7日目のイブニングセッションに行われた男子5000m予選。遠藤日向(住友電工)が2組13着(13分47秒07)に終わり、決勝に進むことはできなかった。
5月のゴールデンゲームズinのべおかで日本歴代2位の13分10秒69をマーク。6月の日本選手権も含めて終盤に圧倒的なスパートを見せていたが、その力を出し切ることなく、レースを終えた。
「自信を持ってスタートラインに立てましたが、ポジショニングなども含めて実力不足」と遠藤。先頭が1000mを2分43秒65、2000mを5分28秒95で通過したが、この時は遠藤も集団の中にレースを進めた。前をうかがえる位置にいたようにも見えたが、「先頭のほうで走りたいと思っていて、譲らないようにしていましたが判断力が足りないですね」。2000m過ぎで後方の選手と接触し、転倒には至らなかったがバランスを崩す。その間に先頭集団はペースを上げ、どんどん遠くなっていった。
福島・郡山四中時代に全中3000mを、学法石川高ではインターハイ1500mをそれぞれ優勝。高校男子の長距離選手の多くは卒業後、大学に進むが、遠藤は実業団入りを選択した。「国際舞台で活躍する」という目標があったから。渡米して世界的な中長距離選手が集まるバウワーマン・トラッククラブでもトレーニングを積んだ。昨年の東京五輪は出場を逃したが、今季は春から好調を維持。シニア初の日本代表に選出された。
悔しい初舞台となったが8月5日で24歳。まだまだリベンジする機会はある。「来年の世界陸上、(24年)五輪、(25年)東京の世界陸上と、そこで勝負するために一つひとつ力をつけたい」と前を向いた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.24
東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定
2025.08.24
100m桐生祥秀 世界陸上への「刺激入れ」で10秒03w!「ここから磨いていきたい」
-
2025.08.24
-
2025.08.24
-
2025.08.23
-
2025.08.23
-
2025.08.23
2025.08.19
15年ぶりの箱根総合優勝へ 早大駅伝主将・山口智規「夏合宿で底上げを」 妙高で合同取材会
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.24
【“陸女”インタビュー】バラエティーや情報番組に引っ張りだこ!タレント・国本梨紗さん 中学3年間の陸上部「あの時の記憶が数年後の自分を助けてくれる」
オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。 実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者 […]
2025.08.24
東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定
TBSは8月24日、公式SNSやYouTubeを更新し、東京世界陸上とアニメ『進撃の巨人』とのコラボレーションを発表した。 世界的に人気を誇る『進撃の巨人』とのコラボとなる「進撃の世界陸上」。そのコラボVTRが公開された […]
2025.08.24
100m桐生祥秀 世界陸上への「刺激入れ」で10秒03w!「ここから磨いていきたい」
東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子100mに桐生祥秀(日本生命)が出場。追い風参考ながら10秒03(+2.8)の好記録をマークして会場にいた中高生たちの歓声を浴びた。 […]
2025.08.24
100m山縣亮太の世界陸上ついえる 記録会を違和感で欠場「身体が無理だというまで」現役続行へ
東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子100mにエントリーしていた山縣亮太(セイコー)だったが、脚の違和感により欠場した。 報道陣の取材に応じた山縣。ウォーミングアップをし […]
2025.08.24
400mH黒川和樹は世界陸上届かず 中3日で果敢に挑戦「今出せる力を出し切った」
東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子400mハードルに黒川和樹(住友電工)が出場した。 20日のトワイライト・ゲームス(日産スタジアム)で48秒71をマーク。世界選手権の […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99