◇Athlete Night Games in FUKUI(8月15、16日/福井・9.98スタジアム)
日本グランプリシリーズのAthlete Night Gameの2日目に行われた男子200mで、鵜澤飛羽(JAL)が20秒11(+0.9)の自己新をマークして優勝した。飯塚翔太(ミズノ)の自己ベストに並ぶ、日本歴代3位タイとなる。
アジア選手権と日本選手権で出していた20秒12の自己記録を0.01秒更新したが、それには首を振る。だが、その走りには進化が見られた。
「今年、課題にしてきた前半から行くというのはできつつある」と鵜澤。予選も含めて前半でしっかり加速していく。だが、コーナー付近で「腰が入ってしまった」とやや走りのバランスとリズムが崩れ、「残り2、30mで身体が動かなくて伸びてこなくなる」というのが課題でもある。
日本選手権後は記録よりも「まずは良い動きをできるか。それを練習で繰り返しつつ、肉付けしていく」という思考に。「今日は久しぶりに良い感じで終われました」と納得の表情を浮かべる。日本初の19秒台や世界大会へのストレスから右耳の突発性難聴も発症し「今も聞こえにくい。治らないかも」。そうしたアクシデントと向き合いながら、内定済みの東京世界選手権まで自らの走りを追求していく。
この日、先輩の村竹ラシッド(JAL)が110mハードルで日本初の12秒台に突入。ツーショット写真を求められると「今日は違いますよ!」と鵜澤。「記録を出した時に」という問いかけに笑顔でうなずいた。その時は、そう遠くない。
男子200m仁保歴代10傑をチェック!
20.03 0.6 末續 慎吾(ミズノ) 2003. 6. 7 20.08 0.8 サニブラウン・A・ハキーム(フロリダ大) 2019. 6. 7 20.11 1.8 飯塚 翔太(ミズノ) 2016. 6.26 20.11 0.9 鵜澤 飛羽(JAL) 2025. 8.16 20.13 0.6 藤光 謙司(ゼンリン) 2015. 7.14 20.14 1.0 高瀬 慧(富士通) 2015. 5.17 20.14 0.1 水久保漱至(宮崎県スポ協) 2024. 8.18 20.16 1.9 伊東 浩司(富士通) 1998.10. 2 20.22 1.3 高平 慎士(富士通) 2009. 6.26 20.23 0.7 小池 祐貴(ANA) 2018. 8.29RECOMMENDED おすすめの記事
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