2026.05.17
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム??
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!
第327回「U20世界選手権と滋賀インターハイ」(井上)

地区大会を目指して応援もヒートアップ!
月陸6月号が発売中です。もうそろそろ全国津々浦々の書店に並ぶ頃でしょうか(と言ってもネットなどで購入されている読者の方もいると思いますが……)。
男子800mで日本新が出た日本グランプリシリーズやTopインタビュー&投てき特集、学生長距離勢力図、高校新入生必見「高校トップ選手からの助言」など、情報満載ですのでどうかよろしくお願いします。
さて、全国インターハイにつながる都府県大会が各地で始まりました。まだ、数都県ですし、県によってはこの時期に支部予選のところもありますが、来週以降も6月上旬まで大会が行われます。
その全国インターハイ(滋賀インターハイ)の他に、今年はU20世界選手権(8月5日~9日/米国・オレゴン)が開催されます。小誌や当サイトの高校生FOCUSに登場したアスリートで「U20世界選手権に出たい」と語る選手が何人もいました。
今年のU20世界選手権の代表選考は比較的、記録重視の選考で、日本陸連は昨年のうちに発表しています。当サイトでも選考要項の記事を出しましたが、改めて選考要項を下に記載しました。
ワールドアスレチティックス(以下WA)が定める本大会の参加資格*を満たし、WRk対象競技会において2025年10月1日から2026年6月22日までに参加標準記録*を突破している日本国籍競技者の中から、各種目、下記の優先順位で日本代表選手を選考する。参加標準記録はこちら
■個人種目
1)2026年1月1日から6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)において、2026年U20世界トップリスト(1か国2名)の8位相当にあたる記録保持者。
2)2025年9月27日から2026年6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)において、2026年U20世界トップリスト(1か国2名)の上位者。
3)本大会においてメダル獲得が期待され、強化委員会強化育成部が推薦する競技者。
※WAのSeason Top Lists(U20世界トップリスト)
※同記録が生じた場合、2026年度のセカンド記録(サード記録以降も同様)を比較して選考する。
※U20規格とシニア規格で異なる種目(男子の110mハードル、砲丸投、円盤投、ハンマー投)は、U20規格で選考する。
※十種競技は、シニア規格とU20規格両方のトップリストを見るが、同順位となった場合は、U20規格を優先する。
※競歩は、10kmW、5kmW、10000mW、5000mWのトップリストを見るが、同順位となった場合は、リザルトスコアの高い競技者を優先する。
■リレー種目
個人種目のエントリー状況を鑑みて、編成方針に準じて日本代表チームの派遣を検討する。派遣する場合は、下記の基準でエントリーの検討、および、日本代表選手を選考する。
1)男女4×100mリレー、混合4×100mリレー
エントリー検討基準:男女それぞれの100m、200mにおいて、2名以上日本代表選手がいる
リレー要員選考基準:2026年1月1日から6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)の上位者。
2)男女4×400mリレー、混合4×400mリレー
エントリー検討基準:男女それぞれの200m、400m、400mハードルにおいて3名以上代表選手がいる
リレー要員選考基準:2026年1月1日から6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)の上位者。
※同記録が生じた場合、2026年度のセカンド記録(サード記録以降も同様)を比較して選考する。
となっています。
そんななか、今年のインターハイ地区大会は6月中旬に2週にわたって各地で開催されます。そのうち、第1週末の東北、南北関東、南九州は日本選手権(6月12日~14日/愛知・瑞穂)と日程が重なります。
日本選手権に出て、アピールしたいと話す高校生もいますが、U20世界選手権だけでなく、日程上インターハイ出場権を逃すリスクもはらんでいて、いろいろ思いを巡らせながら決断する選手もいます。一方で、U20世界選手権を目標にきっぱりシフトしている選手もいます。選手の思いはそれぞれです。
今年のインターハイは、ご存じのとおり、暑熱対策によるナイター開催となって、会期は7月30日~8月5日の1週間。例年より2日間延びました。現行の41種目を行うにはやむを得ないとは思いますが、個人的には、昨年の広島大会をマイナーチェンジして、例年通りの5日間(当初の7月30日~8月3日)で収めてほしかったです。
U20世界選手権は現地時間8月5日10時(日本時間8月6日2時)に開幕です。会期が8月3日までだったら、身体的負担は大きく、やや現実離れですが、種目によっては両大会に出られる可能性がありました(後日追記。実際には両大会の出場権を持っていても、どちらかを選ぶ旨が伝えられていたそうです)。
U20世界選手権でメダルを取ることも、将来を見据えれば、すごく大事です。近年は同選手権で活躍した選手がシニアでも世界のトップや、各種目の日本記録を更新してレベルを引き上げています。一方で、インターハイについても、暑熱対策をきっかけにさまざまな課題が出ましたが、現在の高校生にとっては特別な大会だと思います。
インターハイ路線(都府県大会や地区大会も含む)で、3年間一緒に練習してきた仲間たちの声援を受けながら競技に臨んだり、チームメイトと同じ種目で戦うということも、遠回りかもしれませんが、インターハイ路線だからこそできるもの。その中から、もし誰か1人でも日本代表に選ばれたとき、高校時代の経験も基盤になるのではないかと思います。
また、間近で見ていた周囲のチームメイトも、大きな刺激を受け、仮に競技者として花開かなかったとしても、何かの弾みで競技に関わったりして、日本陸上界の裾野を広げていくきっかけではないかと考えています。
私はどのジュニア(中学・高校)選手にも可能性があると思っています。弊社にはさまざまな方面から写真提供の問い合わせがありますが、有名選手のジュニア時代の依頼もあります。なかには、ジュニア時代に全国大会出場の実績がなく、地方大会で撮影した際に“かろうじて写っていた”素材もあります。
中身がとっちらかって、このブログはあまり良い内容ではありません。ただ、さまざまな選択する機会を提示できて、いろいろな挑戦ができる環境を作り、できるだけたくさんの人がその才能を引き出せるギョーカイであってほしいと思います。
| 井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入り最初は100mを始めたものの、ライバルが多く、ある選手(日本を代表するロングスプリンター)の活躍に影響されて400mに転向した。3年夏までメイン種目だったが結果は県大会に届かず。しかし、3年秋の駅伝での爆走やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。 |
過去の編集部コラムはこちら
第327回「U20世界選手権と滋賀インターハイ」(井上)
[caption id="attachment_103456" align="alignnone" width="800"]
地区大会を目指して応援もヒートアップ![/caption]
まずは、2日遅れの掲載でお詫びを……。完全にうっかりしていました。申し訳ございませぬ。
月陸6月号が発売中です。もうそろそろ全国津々浦々の書店に並ぶ頃でしょうか(と言ってもネットなどで購入されている読者の方もいると思いますが……)。
男子800mで日本新が出た日本グランプリシリーズやTopインタビュー&投てき特集、学生長距離勢力図、高校新入生必見「高校トップ選手からの助言」など、情報満載ですのでどうかよろしくお願いします。
さて、全国インターハイにつながる都府県大会が各地で始まりました。まだ、数都県ですし、県によってはこの時期に支部予選のところもありますが、来週以降も6月上旬まで大会が行われます。
その全国インターハイ(滋賀インターハイ)の他に、今年はU20世界選手権(8月5日~9日/米国・オレゴン)が開催されます。小誌や当サイトの高校生FOCUSに登場したアスリートで「U20世界選手権に出たい」と語る選手が何人もいました。
今年のU20世界選手権の代表選考は比較的、記録重視の選考で、日本陸連は昨年のうちに発表しています。当サイトでも選考要項の記事を出しましたが、改めて選考要項を下に記載しました。
ワールドアスレチティックス(以下WA)が定める本大会の参加資格*を満たし、WRk対象競技会において2025年10月1日から2026年6月22日までに参加標準記録*を突破している日本国籍競技者の中から、各種目、下記の優先順位で日本代表選手を選考する。参加標準記録はこちら
■個人種目
1)2026年1月1日から6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)において、2026年U20世界トップリスト(1か国2名)の8位相当にあたる記録保持者。
2)2025年9月27日から2026年6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)において、2026年U20世界トップリスト(1か国2名)の上位者。
3)本大会においてメダル獲得が期待され、強化委員会強化育成部が推薦する競技者。
※WAのSeason Top Lists(U20世界トップリスト)
※同記録が生じた場合、2026年度のセカンド記録(サード記録以降も同様)を比較して選考する。
※U20規格とシニア規格で異なる種目(男子の110mハードル、砲丸投、円盤投、ハンマー投)は、U20規格で選考する。
※十種競技は、シニア規格とU20規格両方のトップリストを見るが、同順位となった場合は、U20規格を優先する。
※競歩は、10kmW、5kmW、10000mW、5000mWのトップリストを見るが、同順位となった場合は、リザルトスコアの高い競技者を優先する。
■リレー種目
個人種目のエントリー状況を鑑みて、編成方針に準じて日本代表チームの派遣を検討する。派遣する場合は、下記の基準でエントリーの検討、および、日本代表選手を選考する。
1)男女4×100mリレー、混合4×100mリレー
エントリー検討基準:男女それぞれの100m、200mにおいて、2名以上日本代表選手がいる
リレー要員選考基準:2026年1月1日から6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)の上位者。
2)男女4×400mリレー、混合4×400mリレー
エントリー検討基準:男女それぞれの200m、400m、400mハードルにおいて3名以上代表選手がいる
リレー要員選考基準:2026年1月1日から6月22日までの記録(WRk対象競技会に限定しない)の上位者。
※同記録が生じた場合、2026年度のセカンド記録(サード記録以降も同様)を比較して選考する。
となっています。
そんななか、今年のインターハイ地区大会は6月中旬に2週にわたって各地で開催されます。そのうち、第1週末の東北、南北関東、南九州は日本選手権(6月12日~14日/愛知・瑞穂)と日程が重なります。
日本選手権に出て、アピールしたいと話す高校生もいますが、U20世界選手権だけでなく、日程上インターハイ出場権を逃すリスクもはらんでいて、いろいろ思いを巡らせながら決断する選手もいます。一方で、U20世界選手権を目標にきっぱりシフトしている選手もいます。選手の思いはそれぞれです。
今年のインターハイは、ご存じのとおり、暑熱対策によるナイター開催となって、会期は7月30日~8月5日の1週間。例年より2日間延びました。現行の41種目を行うにはやむを得ないとは思いますが、個人的には、昨年の広島大会をマイナーチェンジして、例年通りの5日間(当初の7月30日~8月3日)で収めてほしかったです。
U20世界選手権は現地時間8月5日10時(日本時間8月6日2時)に開幕です。会期が8月3日までだったら、身体的負担は大きく、やや現実離れですが、種目によっては両大会に出られる可能性がありました(後日追記。実際には両大会の出場権を持っていても、どちらかを選ぶ旨が伝えられていたそうです)。
U20世界選手権でメダルを取ることも、将来を見据えれば、すごく大事です。近年は同選手権で活躍した選手がシニアでも世界のトップや、各種目の日本記録を更新してレベルを引き上げています。一方で、インターハイについても、暑熱対策をきっかけにさまざまな課題が出ましたが、現在の高校生にとっては特別な大会だと思います。
インターハイ路線(都府県大会や地区大会も含む)で、3年間一緒に練習してきた仲間たちの声援を受けながら競技に臨んだり、チームメイトと同じ種目で戦うということも、遠回りかもしれませんが、インターハイ路線だからこそできるもの。その中から、もし誰か1人でも日本代表に選ばれたとき、高校時代の経験も基盤になるのではないかと思います。
また、間近で見ていた周囲のチームメイトも、大きな刺激を受け、仮に競技者として花開かなかったとしても、何かの弾みで競技に関わったりして、日本陸上界の裾野を広げていくきっかけではないかと考えています。
私はどのジュニア(中学・高校)選手にも可能性があると思っています。弊社にはさまざまな方面から写真提供の問い合わせがありますが、有名選手のジュニア時代の依頼もあります。なかには、ジュニア時代に全国大会出場の実績がなく、地方大会で撮影した際に“かろうじて写っていた”素材もあります。
中身がとっちらかって、このブログはあまり良い内容ではありません。ただ、さまざまな選択する機会を提示できて、いろいろな挑戦ができる環境を作り、できるだけたくさんの人がその才能を引き出せるギョーカイであってほしいと思います。
| 井上 敦(いのうえ あつし) 1978年8月生まれ。新潟市江南区出身。横越中→新潟明訓高→某大学(陸上では有名だが、陸上部に入っていないので匿名)。月刊陸上競技編集部には2015年6月中旬から在籍。中学で陸上部に入り最初は100mを始めたものの、ライバルが多く、ある選手(日本を代表するロングスプリンター)の活躍に影響されて400mに転向した。3年夏までメイン種目だったが結果は県大会に届かず。しかし、3年秋の駅伝での爆走やチームの県大会出場をきっかけにまたまた転向を決意。高校は中距離をメインに、2年の県新人戦1500mで6位に入ったのが最高成績だった。 |
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