2026.05.16
◇セイコーゴールデングランプリ(5月17日/東京・MUFGスタジアム:国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月17日に行わる前日の16日に前日会見が開かれ、女子やり投の北口榛花(JAL)が会見に登壇した。
ブダペスト世界選手権、パリ五輪金メダリストの北口だが、涙の予選落ちとなった東京世界選手権から約8ヵ月。世界女王が笑顔で国立競技場に戻ってきた。
昨年は右肘を故障した影響もあったが、肘については「完全にクリアになってから投げ始めました」と問題なしを強調。2月から南アフリカに渡り、男子世界記録保持者のヤン・ゼレズニー氏のトレーニングキャンプに参加。それを経て、4月に正式にコーチ契約を結んだ。
「南アフリカではコーチがどういうふうに思っているのか、どういうふうにしたいのかを知りたかったのですが、まずは忠実にトライしていき、どこに落としどころをつけるか擦り合わせました」と話す。
ゼレズニー・コーチからは「僕もたくさん失敗した。失敗しても終わりじゃない。次にさらによくなるためにどう頑張るか」と“金言”も。「五輪3大会金メダルの選手。昔話も面白い」と刺激を受けた。
トレーニングは「特別なことはしていなくて基本的なことが多いですが、瞬発的な練習も多いのでこれまでとは違う疲労がある」と話す。
技術的には「投てき動画をSNSに載せなかったのには理由があって、わかりやすく変わっている部分があるので、間違い探しを楽しんでください」とにっこり。新しい技術にチャレンジとなるが、「どういう結果になるかわかりませんが、自分が信じないと誰も信じてくれない。まずはこれが初めての試合になるので変化を信じたい」と力を込める。
これが復帰戦となる北口。「やり投の北口が帰ってきた、と思ってもらえるようなパフォーマンができるようにしたい」。まずは結果よりも、昨年の国立競技場でできなかった北口らしい笑顔で、北口らしいチャレンジを目一杯楽しめば、それが再びの世界一への大きな一歩になる。
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