2026.05.16
滋賀インターハイ(7月30日~8月5日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。
千葉県大会は5月13~16日の4日間、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場で行われ、各種目で好記録が生まれた。
華々しい活躍で大会の主役となったのは、男子短距離の片山瑛太(市船橋3)だ。2日目の100mでは、予選で追い風参考ながら10秒38(+2.3)をマークすると、準決勝は10秒39(+1.9)で2年ぶりの自己ベスト。決勝では15年ぶりに大会記録(10秒38)を更新し、2002年に相川誠也(市船橋)が出した県高校記録に並ぶ10秒30(+1.0)まで記録を短縮して快勝した。
「前日の4×100mリレーの予選と準決勝から動き自体がかなり良かったので、100mも良いタイムが出るんじゃないかなと思っていました。予選と準決は余裕を持って、自分の走りのイメージをしっかり作るという意識で臨み、決勝はコンディションが良かったです。自分の調子もしっかり合って、序盤は先行されましたが、自分の得意な後半でしっかり勝ち切ることができました」
そう振り返った片山は、約1時間半後の4×100mリレーでも、40秒49でアンカーとしてチームの7連覇(2020年は中止)に貢献。3日目の200mでは、「良い意味で緊張感なく楽に走れた。20秒台は絶対出るなと思っていました」という言葉通り、高校歴代7位の20秒75(+0.8)をマークし、15年ぶりに梨本真輝の県高校記録(20秒97)を塗り替えた。
片山には及ばなかったものの、100mの中学記録10秒46を持つ小寺慎之助(市立柏2)が100mで10秒41、200mで大会記録(21秒13)更新となる20秒98でともに2位に食い込み、2年前の全中100mの実力をいかんなく発揮した。
他の男子トラックでは、1500mを3分48秒80で2位に3秒近い大差をつけて圧勝した古屋颯太(市船橋3)が、5000mでも実力者がそろう八千代松蔭勢を得意のラストスパートで引き離し、14分14秒25の自己ベストで2冠を達成した。
男子フィールドでは、白川泰地(幕張総合2)が走幅跳を7m25(+0.9)、三段跳を15m46(+1.3)と、いずれも大幅自己ベスト。「安定してしっかり自分の記録を出せる」という強みを生かして2種目制覇を果たした。ハンマー投の中村奏太(木更津総合3)は61m52で圧勝した。
女子トラックでは、バログン・ハル(市川3)が初日の400mを大会新の54秒76で2連覇。2日後の200mも23秒78(+2.3)で、100mを制したハッサン・アマール(市船橋2)を振り切って3連覇を遂げ、昨年のインターハイ2冠の力を見せつけた。
4×100mリレーは、市柏が45秒99で初優勝。4×400mリレーでは、市船橋が序盤から後続を大きく引き離す独走に持ち込み、3分43秒77の大会新記録で制した。
女子フィールドでは、三段跳の杉本百音(市船橋)が追い風参考ながら12m61(+2.8)で優勝。公認記録でも12m56(+0.1)で大会記録を2cm上回った。砲丸投の田中実生(東京学館船橋3)は「13m台を3回出す」という目標をクリアし、13m29で圧倒的な存在感を放った。
学校対抗は市船橋が男女ともに総合優勝に輝いた。2位の成田に58点差をつける120点を積み上げた男子は、片山や古屋、110mハードルを制した上田絢翔(3年)、リレー2種目など、トラック種目の活躍が目立った。女子も多くの種目で複数入賞を果たし、98点の2位・成田を大きく上回る161点で圧勝している。
南関東大会は6月12日から15日までの4日間、茨城・笠松運動公園陸上競技場で行われる。
文/小野哲史
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