日本陸連は4月16日、東京世界選手権の競歩代表9名を発表した。
男子20kmは2月の日本選手権を1時間16分10秒の世界新で制した山西利和(愛知製鋼)が4大会連続の代表に内定済みで、同2、3位の丸尾知司(愛知製鋼)、吉川絢斗(サンベルクス)が新たに代表に名を連ねた。丸尾は50kmでは17年ロンドン4位、35kmで23年ブダペスト大会出場の実績があるが、この種目では初。吉川は五輪を含めて初の代表入りとなる。
男子35kmは10月の第108回日本選手権で当時世界新の2時間21分47秒をマークして優勝した川野将虎(旭化成)が3大会連続、3月の第109回日本選手権を制した勝木隼人(自衛隊体育学校)が3大会ぶり2度目の代表に内定済みで、第109回日本選手権2位の丸尾が最後の1枠を射止めた。20kmとの2種目代表は、2009年ベルリン大会の森岡紘一朗(富士通)以来。
女子20kmは日本選手権を日本新の1時間26分33秒で制した藤井菜々子(エディオン)が4大会連続代表に即時内定済み。同2位の岡田久美子(富士通)が選出され、35kmで選ばれた前回のブダペスト(本番は欠場)を含め、渕瀬真寿美(建装工業)に並ぶ女子最多タイの6大会連続代表入りを果たした。
女子35kmは3月の日本選手権を制した梅野倖子(LOCOK)は、20kmで出場した前回大会に続く2大会連続の代表入りを決めた。
また、男子20kmはパリ五輪8位の古賀友太(大塚製薬)、同35kmは髙橋和生(メイスンワーク)が補欠登録に。女子の2種目については参加標準記録有効期間終了後に追加される可能性がある。
東京世界選手権は9月13日~21日に開催。競歩は大会のオープニング種目として初日の午前8時に35kmが男女同時スタートで実施され、20kmは大会8日目(9月20日)に午前7時30分に女子、午前9時45分に男子が行われる。
東京世界陸上の競歩代表が発表!
●男子20km競歩 山西利和(愛知製鋼) 4大会連続4回目(19年ドーハ、22年オレゴン、23年ブダペスト) 自己記録:1時間16分10秒=世界記録 丸尾知司(愛知製鋼) 2大会連続3回目(17年ロンドン、23年ブダペスト) 自己記録:1時間17分24秒 吉川絢斗(サンベルクス) 初出場 自己記録:1時間17分38秒 ※補欠 古賀友太(大塚製薬) ●男子35km競歩 川野将虎(旭化成) 3大会連続3回目(22年オレゴン、23年ブダペスト) 自己記録:2時間21分47秒=日本記録 勝木隼人(自衛隊体育学校) 3大会ぶり2回目(19年ドーハ) 自己記録:2時間24分38秒 丸尾知司(愛知製鋼) 自己記録:2時間24分24秒 ※補欠 髙橋和生(ADワークスグループ) ●女子20㎞競歩 藤井菜々子(エディオン) 4大会連続4回目 自己記録:1時間26分33秒=日本記録 岡田久美子(富士通) 6大会連続6回目 自己記録:1時間27分41秒 ●女子35km競歩 梅野倖子(LOCOK) 2大会連続2回目 自己記録:2時間46分53秒RECOMMENDED おすすめの記事
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