2025.03.31
トヨタ自動車陸上長距離部は3月31日、安井雄一と畔上和弥が退部すると発表した。ともに現役を引退する。
千葉県出身の安井は市船橋高では2年連続でインターハイに出場し、3年時に1500mで8位入賞。進学した早大では1年時から主力として活躍し、箱根駅伝では4年連続で出走し、4年時には5区で区間2位となった。
トヨタ自動車では主にトラックやマラソンを主戦場とし、2時間12分07秒をマークした今年3月の東京マラソンが最後のレースとなった。自己記録は5000m14分05秒45、10000m28分33秒46、マラソンが2時間8分48秒。
新潟県出身の畔上和弥は、関根学園時代に2年連続でインターハイに出場し、3年時は全国高校駅伝で1区を担った(区間33位)。進学した帝京大では1年時から学生三大駅伝に出走。3、4年時は箱根駅伝でエース区間の2区を務めた。
卒業後に加入したトヨタ自動車では、主に個人レースに出場。今年2月の大阪マラソン(2時間9分48秒)が最後のレースとなった。自己記録は5000m14分07秒06、10000m28分41秒68、マラソンは2時間8分29秒。
同部のブログでそれぞれコメントを発表し、安井は「何より7年間もトヨタの赤い集団の熱い応援を背に陸上競技ができたことが本当に幸せなことだなと感じています」、畔上は「ニューイヤー駅伝や大きな舞台で目立つような活躍はできませんでしたが、このチームで競技ができて幸せでした」などとコメントしている。
トヨタ自動車・安井雄一と畔上和弥のコメント全文をチェック!
・安井雄一 7年間、いつ何時も熱い応援をしていただき 本当にありがとうございました! 突然の引退発表となり驚いている方が多く、「なんで辞めちゃうの?」「寂しい」「安井ロス」といったメッセージや、お声かけを沢山いただいており、僕自身もまだまだ続けたかったなと強く思いながら、今は社業をしています。 上の判断なので仕方ないですが、これも人生経験かなと思っています。 ただ、大学時代に大した実績を残せなかった自分を「マラソンなら戦える。一緒にパリ五輪目指そう!」と、トヨタに誘ってくださった佐藤総監督のおかげで、いろいろな世界を見させていただきました。感謝してもしきれません。 そして何より7年間もトヨタの赤い集団の熱い応援を背に陸上競技ができたことが本当に幸せなことだなと感じています。 特に今年度の中部実業団駅伝では、沢山の後援会の 方々に感動した!かっこよかった!と言っていただき嬉しかったです。またニューイヤー駅伝を走るという夢は叶いませんでしたが、 昨年は皆さんと一緒に戦い、優勝できたことは一生の思い出です。 東京マラソンでも、現地に来ていただいた皆様の声援が本当に凄く、後半は涙が止まりませんでした。 最後に、コロナ渦の無観客の中でレースを走った時にいつもの応援がなくとても寂しさを感じました。 その時は改めて応援の力を強く感じたと同時に、皆さんの 応援があるから自分達も頑張ることができるんだと思いました。現役の選手には、この応援が当たり前だと思わずに、絶対応えてやるぞ!という思いを持って走ってほしいです! ・畔上和弥 今年度をもちまして引退する事となりました。 ニューイヤー駅伝や大きな舞台で目立つような活躍はできませんでしたが、このチームで競技ができて幸せでした。 6年間故障無く走り続けられた事は、自分でも凄いと思っています! 人との出会いやご縁に恵まれて、幸せな陸上人生を送る事ができ、今まで関わってくださった全ての方に感謝の思いでいっぱいです。 たくさんの応援をありがとうございました!
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