陸上競技の世界ナンバーワンを決める世界陸上競技選手権(以下、世界選手権)が8月19日から8月27日まで、ハンガリー・ブダペストの国立競技場で行われている。
日本とハンガリーとの時差は7時間。現地の午前セッションは日本時間の昼過ぎから20時頃まで、午後セッションは深夜から未明にかけて実施される。
Day9(日本時間27日~28日)は、14時からの男子マラソンでスタート。これが日本の最終種目となり、ここまで金メダル1、銅メダル1を含む史上最多入賞「11」と躍進したチームジャパンのブダペスト世界選手権を、さらに入賞を加えて締めくくることができるか。其田健也(JR東日本)、山下一貴(三菱重工)、西山和弥(トヨタ自動車)が、世界に挑む。
そろって初代表の3人は、3日前の会見では「行くところ、引くところを判断して食らいつきたい」(其田)、「頑張りどころを作って粘りたい」(山下)、「持ち味の攻めの走りを臆することなく出したい」(西山)とそれぞれにレースのポイントを挙げていた。
暑さの厳しいコンディションが予想されるが、女子はそれでも後半は急激なペースアップが展開されている。その中で粘り抜き、日本勢として2013年モスクワ大会の中本健太郎(安川電機)以来となる入賞を果たせるか。
優勝争いは連覇が懸かるタミラト・トーラを軸としたエチオピア勢が、女子と同様にチーム戦を仕掛けてきそう。ライバル・ケニアら他のアフリカ勢がそれにどう対抗するかが焦点となる。
アフタヌーンセッションは、27日午前3時05分の女子走高跳から、残り7種目のチャンピオンを決める戦いが始まる。
男子5000mでは、1500m2位で2冠を逃したヤコブ・インゲブリグトセン(ノルウェー)が最強エチオピア勢らを相手に2連覇達成なるか。最後のスパート勝負に注目だ。
このほか男子やり投、女子800mと3000m障害を経て、大会のフィナーレを飾るのが男女4×400mリレー。前日の4×100mリレーは米国が2007年大阪大会以来の男女Vを達成しており、同じく大阪大会以来のリレー完全制覇を目指して臨む。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.21
ハンマー投・中川達斗が70m08で金メダル!村上来花が銀メダル獲得/アジア投てき選手権
2025.08.21
ダイヤモンドリーグ・ブリュッセルに田中希実と真野友博がエントリー!
-
2025.08.21
-
2025.08.21
-
2025.08.21
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.07.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.21
ハンマー投・中川達斗が70m08で金メダル!村上来花が銀メダル獲得/アジア投てき選手権
◇アジア投てき選手権(8月21、22日/韓国・木甫) アジア投てき選手権の初日が行われ、男子ハンマー投で中川達斗(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が70m08で金メダルを獲得した。 中川は2回目に優勝記録を投げると、そ […]
2025.08.21
ダイヤモンドリーグ・ブリュッセルに田中希実と真野友博がエントリー!
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第14戦、レギュラーシリーズの最終戦となるブリュッセル大会(ベルギー)のエントリー選手が発表されている。 女子5000mに日本記録保持者の田中希実(New Balance)が […]
2025.08.21
【高校生FOCUS】男子400m・小澤耀平(城西高)広島インターハイを制覇!次に狙うはタイムで“師匠超え”
FOCUS! 高校生INTERVIEW 小澤耀平 Ozawa Yohei 城西3東京 広島インターハイからまもなく1ヵ月。男子400mを高校歴代8位タイの46秒38で制した小澤耀平選手(城西3東京)にフォーカスします。今 […]
2025.08.21
【世界陸上プレイバック】―19年ドーハ―走高跳・バルシムが地元V 日本が男子競歩2種目で金独占 4継はアジア新で銅メダル
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.08.21
【大会結果】アジア投てき選手権(2025年8月21日~22日)
【大会結果】アジア投てき選手権(2025年8月21日~22日/韓国・木浦) 男子 砲丸投 金 張浩辰(中国) 19m84 銀 邢家梁(中国) 19m76 銅 I.イワノワ(カザフスタン) 18m58 円盤投 金 呉南軍( […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99