2023.03.02
【女子】一山麻緒&松田瑞生の走りに注目!
女子現役最速が新谷仁美(積水化学)なら、『現役最強』はこの2人だろう。一山麻緒(資生堂)と松田瑞生(ダイハツ)。ともに昨年のオレゴン世界選手権代表だが、一山が直前に体調不良のため欠場。実に2019年東京五輪代表選考会だったMGC以来の同一マラソン出走となる。なお、ともにMGCの出場権は持つ。
前回、自己2番目となる2時間21分02秒で日本人トップだった一山。昨年11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では3区で粘りの走りを見せてチームの優勝に貢献した。常に海外選手と戦うイメージを持っている一山。どの程度調子を合わせてきているか。
松田はオレゴンで入賞まであと一歩の9位で涙をのんだ。今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝ではアンカーを務めて逆転優勝。マラソン練習の途中ながらスピードのあるところを見せた。松田はMGCだけではなく夏のブダペスト世界選手権代表入りを狙うと明言している。
ともに記録についても一つのターゲットとしており、日本記録2時間19分12秒(野口みずき)の18年ぶり更新なるか。
他に細田あい(エディオン)のと松下菜摘(天満屋)のが招待選手として出場。こちらもMGCをすでに決めている。
海外勢では34歳のベテランで、前回2時間17分58秒で2位だったアシェテ・ベケレ(エチオピア)や、初マラソンだった昨年のベルリンで2時間18分00秒(初マラソン世界歴代2位)を出したローズマリー・ワンジル(ケニア)らが出場。ワンジルは青森山田高の留学生で国内でも活動していた。
前回MGCをつかんだ森田香織(パナソニック)や、阿部有香里(京セラ)、太田琴菜(日本郵政グループ)というMGC出場組も試金石となる。
東京マラソンは東京都庁をスタート、東京駅前をフィニッシュとする都内を巡るコースで行われる。9時10分に一斉スタート。フジテレビで中継される。
次ページ 東京マラソン2023男子招待選手一覧
【女子】一山麻緒&松田瑞生の走りに注目!
女子現役最速が新谷仁美(積水化学)なら、『現役最強』はこの2人だろう。一山麻緒(資生堂)と松田瑞生(ダイハツ)。ともに昨年のオレゴン世界選手権代表だが、一山が直前に体調不良のため欠場。実に2019年東京五輪代表選考会だったMGC以来の同一マラソン出走となる。なお、ともにMGCの出場権は持つ。 前回、自己2番目となる2時間21分02秒で日本人トップだった一山。昨年11月の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)では3区で粘りの走りを見せてチームの優勝に貢献した。常に海外選手と戦うイメージを持っている一山。どの程度調子を合わせてきているか。 松田はオレゴンで入賞まであと一歩の9位で涙をのんだ。今年1月の全国都道府県対抗女子駅伝ではアンカーを務めて逆転優勝。マラソン練習の途中ながらスピードのあるところを見せた。松田はMGCだけではなく夏のブダペスト世界選手権代表入りを狙うと明言している。 ともに記録についても一つのターゲットとしており、日本記録2時間19分12秒(野口みずき)の18年ぶり更新なるか。 他に細田あい(エディオン)のと松下菜摘(天満屋)のが招待選手として出場。こちらもMGCをすでに決めている。 海外勢では34歳のベテランで、前回2時間17分58秒で2位だったアシェテ・ベケレ(エチオピア)や、初マラソンだった昨年のベルリンで2時間18分00秒(初マラソン世界歴代2位)を出したローズマリー・ワンジル(ケニア)らが出場。ワンジルは青森山田高の留学生で国内でも活動していた。 前回MGCをつかんだ森田香織(パナソニック)や、阿部有香里(京セラ)、太田琴菜(日本郵政グループ)というMGC出場組も試金石となる。 東京マラソンは東京都庁をスタート、東京駅前をフィニッシュとする都内を巡るコースで行われる。9時10分に一斉スタート。フジテレビで中継される。 次ページ 東京マラソン2023男子招待選手一覧東京マラソン2023男子の招待選手
S.レマ(エチオピア) 2.03.36 B.コエチ(ケニア) 2.04.09 S.コトゥト(ケニア) 2.04.47※欠場 S.キッサ(ウガンダ) 2.04.48 D.ゲルミサ(エチオピア) 2.04.53 D.キプルト(ケニア) 2.04.54 M.エサ(エチオピア) 2.05.05 D.アバテ(エチオピア) 2.06.13 M.アラビ(モロッコ) 2.06.55 C.レビンス(カナダ) 2.07.09 鈴木 健吾(富士通) 2.04.56※欠場 大迫 傑(Nike) 2.05.29 土方 英和(旭化成) 2.06.26 細谷 恭平(黒崎播磨) 2.06.35 井上 大仁(三菱重工) 2.06.47 吉田 祐也(GMOインターネットグループ) 2.07.05 其田 健也(JR東日本) 2.07.14 小山 直城(Honda) 2.08.59 次ページ 東京マラソン2023 女子招待選手一覧東京マラソン2023 女子招待選手一覧
A.ベケレ(エチオピア) 2.17.58 R.ワンジル(ケニア/スターツ)2.18.00 T.アバイェチェウ(エチオピア)2.18.03 J.メリー(ルーマニア) 2.18.04※欠場 W.エデサ(エチオピア) 2.18.51 T.ゲメチュ(エチオピア) 2.18.59 L.フラナガン(米国) 2.24.35 一山 麻緒(資生堂) 2.20.29 松田 瑞生(ダイハツ) 2.20.52 細田 あい(エディオン) 2.21.42 松下 菜摘(天満屋) 2.23.05
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2025.05.22
「体脂肪だけ独り歩きしてほしくない」100mH福部真子が警鐘 自身の経験から伝える月経と体重管理、体脂肪との向き合い方
高校、大学でも体重について注意されたことはない 「中学でも高校でも、月経が止まったり、不定期になったりしたことはありません。トレーニング量が多くてもずっと来ていました。私は指導者に恵まれていて、高校でも大学でも、体重や体 […]
2025.05.22
【世界陸上プレイバック】―03年パリ―18歳・キプチョゲが大熱戦の5000mを制す 末續慎吾が200mで銅メダルの大偉業
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.05.22
JR九州・花谷そらが嗅神経芽細胞腫瘍を公表 「闘って完治してまた新たな花谷そらを」
疾患を公表した花谷そらのSNSをチェック この投稿をInstagramで見る 花谷そら(@hanatanisora)がシェアした投稿
2025.05.22
8月開催の日韓中ジュニア交流競技会代表 4/1~6/22の記録を対象に上位高校生から選考
日本陸連はこのほど、第33回日・韓・中ジュニア交流競技会(8月25日~27日/中国・内モンゴル自治区)の日本代表選手選考要項を公表した。 日・韓・中ジュニア交流競技会は日本、韓国、中国の3ヵ国で例年8月下旬に、持ち回りで […]
2025.05.22
個の力高い中大が最有力! 順大、大東大も戦力充実 前回上位・東海大、東洋大は!? 5月24日平塚決戦/全日本大学駅伝関東選考会展望
順大、大東大、東海大、東洋大が通過圏内争いか 前回は17位と苦しんだ順大は記録上では3番手につけており、雪辱に燃えているだろう。5月の関東インカレには2年生の池間凛斗や川原琉人らが出場した一方で、チーム内で10000m1 […]
Latest Issue
最新号

2025年6月号 (5月14日発売)
Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定
Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析