2022.12.17
帝京大学 ~ 6年連続シード権獲得を!!

正月の駅伝ではシード権キープが目標となる帝京大の選手たち。左から藤本雄大、末次海斗、山中博生、小林大晟、西脇翔太
帝京大学は、今や大学駅伝の強豪校。正月恒例の学生駅伝は16年連続出場となる。しかし、昨年度まで主力を担ってきた選手が多数卒業。今季は正念場を迎えている。
新エースの台頭が待たれるなか、頭角を現してきたのが2年生の小林大晟だ。もともとロードの長い距離が得意で、1年目から全日本大学駅伝に出場。しかし、正月は10人の出走メンバーに入れなかった。「一番目標にしていた大会なので、走れなくて悔しかった。その悔しさを原動力に、この1年間は取り組んできました」
強い思いを持って、今季を迎えた。だが、そんな気持ちとは裏腹になかなか結果を残せず、さらには7月の函館ハーフの後に左脚の脛骨を疲労骨折し、夏を棒に振った。
それでも、それまでに走り込んできた日々が裏切ることはなかった。9月に復帰し、遅れを取り戻すべく練習に励むと、10月22日の平成国際大競技会では10000mで自己記録を一気に30秒も更新。現チーム最速となる28分43秒71をマークした。「復帰した段階なので、刺激になればいいなぐらいに思っていましたが、条件も良く、うまくハマって大幅に自己記録を更新できました」と、好感触をつかんだ。
高校時代からアシックスのシューズを愛用していた小林は、大学進学と同じタイミングで登場したMETASPEED SKYをロードレース用のシューズに選んでいる。「METASPEEDシリーズは〝履き分け〟できることがすごい強みだと思います。チームの中だけでも初代のMETASPEED EDGE を履いている人もいますし、( 現行の)METASPEED EDGE+、METASPEEDSKY、METASPEED SKY+が合う人もいるので、より自分に合ったシューズを選べる。僕は、どちらかと言えばピッチ型ですが、ストライド型向けのMETASPEED SKYを履くことによって自分のストライドが伸びる感覚があります」。そう話すように、小林は自分の弱点を補うために、あえてMETASPEEDEGDEではなくMETASPEED SKYを選んでいる。「学生には、メーカーを問わず『シューズは自分に合ったものを選びなさい』と言っています。個々にタイプが異なりますので、本来であればシューズの選択はそうあるべき。厚底シューズもいろいろなタイプの選手に合わせたものが出てきたので、うまく活用してほしい」。これが中野孝行監督のシューズ選択についての考え方。METASPEEDシリーズが走法に応じてシューズを選べることを歓迎している。
ハーフマラソンでチーム最速タイムを持つ西脇翔太(3年)は、練習ではメニューに応じてMETASPEED SKYもMETASPEEDEGDEも履くことがあるが、レースではMETASPEED SKY+を選んでいる。「クッション性に推進力、軽量性と、シューズを選ぶ上で重要な点がすべてそろっていると感じます。自分は結構脚が回転するほうですが、回転を維持しながらストライドを伸ばしてくれるので、METASPEED SKY+は自分のタイプに合っている」ときっぱり話す。
小林も西脇も、ともに正月の駅伝ではエース区間を希望している。「エースが集まる区間はタフだと思いますが、そこで勝負したい」とは小林。新陳代謝が進むチームで活躍を誓っている。

METASPEED SKYで勝負に挑む帝京大の小林
Athlete’s Voice ※個人の感想です
西脇 翔太(3年)
METASPEED SKY+を愛用
ハーフマラソン 1時間2 分25 秒
「キロ2分40 秒のハイペースでもSKY +を履いて走っていますが、前半突っ込んでも、クッション性が高いので、後半も脚が前に進む感覚があります。キロ3分を心地良く走れます
末次 海斗(3年)
METASPEED SKY を愛用ハーフマラソン1時間3 分59 秒「自分の走りは足の裏全体を使っていくのが特徴で、SKY を履くと推進力が加わる感じがあります。走っていて安定感がありますし、正月の駅伝では順位を1つでも上げられる走りをしたいです」
小林 大晟(2年)
METASPEED SKY を愛用
10000 m 28 分43 秒71
「他メーカーの厚底シューズを履いたこともありましたが、自分には反発が強すぎました。初代SKY は反発が強すぎないので、後半になってもよりスムーズに推進力が出やすいと感じます」
山中 博生(2年)
METASPEED SKYからMETASPEED SKY+へ移行中
10000 m 29 分20 秒51
「SKY は、力をあまり加えなくても勝手に進む感覚があり、スピードもしっかり出せます。キロ2分50秒から55秒でしっかりと走れる感覚があります。SKYを履くようになって故障も格段に減りました」
藤本 雄大(1年)
METASPEED SKY を愛用
10000 m 29 分33 秒24
「ハーフマラソンでSKY を履いたときにペースをずっと維持できましたし、反発のもらい方や、ピッチやストライドなど、最初から最後まで感覚的に変わらずに走ることができました」

帝京大学 ~ 6年連続シード権獲得を!!
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Athlete’s Voice ※個人の感想です 西脇 翔太(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間2 分25 秒 「キロ2分40 秒のハイペースでもSKY +を履いて走っていますが、前半突っ込んでも、クッション性が高いので、後半も脚が前に進む感覚があります。キロ3分を心地良く走れます
末次 海斗(3年) METASPEED SKY を愛用ハーフマラソン1時間3 分59 秒「自分の走りは足の裏全体を使っていくのが特徴で、SKY を履くと推進力が加わる感じがあります。走っていて安定感がありますし、正月の駅伝では順位を1つでも上げられる走りをしたいです」
小林 大晟(2年) METASPEED SKY を愛用 10000 m 28 分43 秒71 「他メーカーの厚底シューズを履いたこともありましたが、自分には反発が強すぎました。初代SKY は反発が強すぎないので、後半になってもよりスムーズに推進力が出やすいと感じます」
山中 博生(2年) METASPEED SKYからMETASPEED SKY+へ移行中 10000 m 29 分20 秒51 「SKY は、力をあまり加えなくても勝手に進む感覚があり、スピードもしっかり出せます。キロ2分50秒から55秒でしっかりと走れる感覚があります。SKYを履くようになって故障も格段に減りました」
藤本 雄大(1年) METASPEED SKY を愛用 10000 m 29 分33 秒24 「ハーフマラソンでSKY を履いたときにペースをずっと維持できましたし、反発のもらい方や、ピッチやストライドなど、最初から最後まで感覚的に変わらずに走ることができました」
山梨学院大学 ~ 4年生を軸にチーム一丸
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Athlete’s Voice ※個人の感想です 木山 達哉(4年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 28 分36 秒42 「SKY からSKY +に履き替えた時は、今まで以上に前足部のほうで反発を感じました。ソールがしっかりしていて安定感もあり、履きやすい。後半までしっかり脚がもつ感覚があります」
小野寺 陣(4年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 29 分22 秒34 「他のメーカーの厚底シューズよりもスムーズに走れるというか、うまく脚を回転させられる感覚があります。反発もかなりあって、前に進む感覚は、どのシューズよりも優れていると思います」
篠原 楓(4年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 29 分26 秒37 「SKY からSKY +に履き替えたのですが、反発もクッション性も高くなり、自然とストライドが伸びる感覚がありました。脚の回転も速くなりました。自分の走りに合っています」
島津 裕太(3年) METASPEED SKY+を愛用 10000 m 29 分22 秒20 「左大腿骨の疲労骨折をきっかけに、他メーカーからSKY +に移行しました。最初に足を入れた時は、ソールが硬めで、反発が強いという印象でした。フィット感が良く、後半まで脚がもちます」
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専修大学 ~ 古豪復活への狼煙を上げろ!!
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Athlete’s Voice ※個人の感想です 冨永 裕憂(4年) METASPEED EDGE+を愛用 10000 m 29 分41秒22 「自分はかかと接地のピッチ走法で、他メーカーの厚 底シューズが合わなかったためEDGE +を選びまし た。自分のリズムで押していく走りにハマります。脚 が無理しない感覚があります」
木村 暁仁(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間2 分32 秒 「SKY +は大学駅伝のベースであるキロ2 分55 秒前後のペースに対応してくれる感覚があります。自分の〝弾む走り〟にも合っていて、ハーフマラソンの距離で勝負するなら、この1足です」
水谷 勇登(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間4 分26 秒 「初代SKY からSKY +に履き替えました。反発力がさらに増した感覚があって、その分、スピードの余裕が出た。反発が前方への推進力になるので、後半も脚への負担が少なく感じられます」
野下 稜平(3年) METASPEED SKY を愛用 ハーフマラソン 1時間4 分34 秒 「中学からアシックスを履いていたので、METASPEEDが発売されてすぐに履き始めました。SKYは、しっかり厚底として機能を果たしていてスピードも出ますし、ある程度のペースで押していけます」
山城 弘弐(3年) METASPEED SKY+を愛用 ハーフマラソン 1時間5 分35 秒 「初めて履いた厚底シューズが初代SKY だったので、踏み込んだだけで跳ね返ってくる反発力やクッション性に驚きました。今はSKY +ですが、区間によってはSKY を選ぶかも。選択できるのがいいですね」
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