
◇木南記念(4月30日・5月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
日本グランプリシリーズ大阪大会の木南記念の2日目、女子やり投に日本記録(66m00)保持者の北口榛花(JAL)が出場。ただ1人60m超えとなる61m20をマークして優勝した。
雨が降る中での1投目。北口が放ったやりは60mラインを超えた。北口らしい笑顔が弾け、全身を使って喜びを表現。4日前に来日したチェコ人のディヴィッド・シェケラックコーチもスタンドで手を叩く。結果的に優勝記録になる61m20。北口は5投目にも60m47と『大台』に乗せた。
世界選手権の参加標準記録64m00を狙っていたというが、「60mを超えられて、負けなかったことがよかったです」と北口。2回の60mオーバーは「やりが被ってしまって曲がる軌道になってしまったのがもったいなかったです」と反省する。助走スピードが上がり、その上で2回目以降はシェケラックコーチから「もっと速く走ろう」と指示が飛んだ。「スピード、身体の土台は上がっていますが、まだそこに技術が対応できていない」と課題に挙げる。
それでも、そこはやはり日本記録保持者で、東京五輪ファイナリスト。「ずっと言われていることですが、国内では簡単に負けてはいけないと思っています」と、強い覚悟を持って臨んだ。
昨年の東京五輪では日本女子57年ぶりのファイナル進出を果たしたが、その予選で左脇腹を痛めて決勝12位。涙に暮れた。腹斜筋の肉離れで、一歩間違えれば競技生活に支障があったと診断を受けるほどの重症。その後は3ヵ月、ウォーキングとジョギングで過ごした。
11月には痛みが取れて一度チェコへ。年末年始は帰国して1月下旬に投てき練習を再開し、2、3月と欧州に渡り、4月の日大競技会で復帰して59m63をマーク。2戦目でしっかり60mを超えてきた。
これでアジア大会代表の最有力候補となり、世界選手権の参加標準記録についても「そのうち投げられるだろうと思っています」と自信がついた。「去年の東京オリンピック前よりも状態はいい」と北口。再び世界のファイナルを目指すために「まずは63~64mを3回目までに安定して投げられるようにしたい」。そうすれば自分も、見ている人も安心すると思うので、と笑い飛ばす姿は強い北口榛花が戻ってきた証だった。
2位に入った長麻尋(国士舘クラブ)は日本歴代10位となる59m37をマーク。度重なるケガなどを乗り越えてインターハイ女王であり日本陸連ダイヤモンドアスリート修了生が復活してきた。また、3位にはロンドン世界選手権代表の斉藤真理菜(スズキ)がこちらも59m07とケガから復調気配が漂う。
◇木南記念(4月30日・5月1日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目
日本グランプリシリーズ大阪大会の木南記念の2日目、女子やり投に日本記録(66m00)保持者の北口榛花(JAL)が出場。ただ1人60m超えとなる61m20をマークして優勝した。
雨が降る中での1投目。北口が放ったやりは60mラインを超えた。北口らしい笑顔が弾け、全身を使って喜びを表現。4日前に来日したチェコ人のディヴィッド・シェケラックコーチもスタンドで手を叩く。結果的に優勝記録になる61m20。北口は5投目にも60m47と『大台』に乗せた。
世界選手権の参加標準記録64m00を狙っていたというが、「60mを超えられて、負けなかったことがよかったです」と北口。2回の60mオーバーは「やりが被ってしまって曲がる軌道になってしまったのがもったいなかったです」と反省する。助走スピードが上がり、その上で2回目以降はシェケラックコーチから「もっと速く走ろう」と指示が飛んだ。「スピード、身体の土台は上がっていますが、まだそこに技術が対応できていない」と課題に挙げる。
それでも、そこはやはり日本記録保持者で、東京五輪ファイナリスト。「ずっと言われていることですが、国内では簡単に負けてはいけないと思っています」と、強い覚悟を持って臨んだ。
昨年の東京五輪では日本女子57年ぶりのファイナル進出を果たしたが、その予選で左脇腹を痛めて決勝12位。涙に暮れた。腹斜筋の肉離れで、一歩間違えれば競技生活に支障があったと診断を受けるほどの重症。その後は3ヵ月、ウォーキングとジョギングで過ごした。
11月には痛みが取れて一度チェコへ。年末年始は帰国して1月下旬に投てき練習を再開し、2、3月と欧州に渡り、4月の日大競技会で復帰して59m63をマーク。2戦目でしっかり60mを超えてきた。
これでアジア大会代表の最有力候補となり、世界選手権の参加標準記録についても「そのうち投げられるだろうと思っています」と自信がついた。「去年の東京オリンピック前よりも状態はいい」と北口。再び世界のファイナルを目指すために「まずは63~64mを3回目までに安定して投げられるようにしたい」。そうすれば自分も、見ている人も安心すると思うので、と笑い飛ばす姿は強い北口榛花が戻ってきた証だった。
2位に入った長麻尋(国士舘クラブ)は日本歴代10位となる59m37をマーク。度重なるケガなどを乗り越えてインターハイ女王であり日本陸連ダイヤモンドアスリート修了生が復活してきた。また、3位にはロンドン世界選手権代表の斉藤真理菜(スズキ)がこちらも59m07とケガから復調気配が漂う。 RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.04.15
東京世界陸上マラソン金のジェプチルチルが疲労骨折 4月26日のロンドンマラソン欠場
-
2026.04.14
-
2026.04.14
-
2026.04.14
-
2026.04.14
-
2026.04.13
2026.04.12
5000m山口智規が強さ示す「一つかたちになった」早大後輩の鈴木、増子も好走/金栗記念
2026.04.09
吉川崚がJAL入社!「夢がかなった」一般社員として就職活動し内定 ロス五輪目指し競技続行
-
2026.04.11
-
2026.04.12
-
2026.04.12
-
2026.04.13
2026.03.16
GMO・吉田圭太と100mHの安達楓恋が結婚!「これからも二人で」青学大の先輩後輩
-
2026.03.31
-
2026.03.31
Latest articles 最新の記事
2026.04.15
世界競歩チーム選手権代表が帰国 マラソン金の勝木隼人「物足りない」ハーフ吉川は「メダル見えるところに来た」
4月12日にブラジルで行われた世界競歩チーム選手権の日本代表が4月15日に帰国し、選手たちが取材に応じた。 男子マラソンで金メダルを獲得した勝木隼人(自衛隊体育学校)。終始、先頭を歩く一人旅のレースに「ロングの練習よりも […]
2026.04.15
吉田克久氏の退職の会が開催 和歌山北高時代にインターハイ総合優勝、ロンドン五輪代表・九鬼巧らを育成
和歌山北高校などで長く指導した吉田克久氏の退職の会が、和歌山市内のホテルで開催された。 吉田氏は大体大を卒業し、和歌山県の教員に。「陸上競技を通して感謝の気持ちを育てる」という信念のもと、生徒一人ひとりと真摯に向き合う指 […]
2026.04.15
東京世界陸上マラソン金のジェプチルチルが疲労骨折 4月26日のロンドンマラソン欠場
女子長距離のP.ジェプチルチル(ケニア)が疲労骨折のため4月26日に英国で開催されるロンドンマラソンを欠場することが発表された。 ジェプチルチルは東京五輪、東京世界選手権のマラソンで金メダルを獲得している32歳。ハーフマ […]
2026.04.14
お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年5月号)
月刊陸上競技2026年5月号の内容に一部誤りがございました。 154ページの実業団情報で一部誤りがありました。 広告の下にコンテンツが続きます 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたしま […]
Latest Issue
最新号
2026年5月号 (4月14日発売)
2026シーズン展望
中距離特集ほか