2026.08.23
◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム)4日目
中学日本一を懸けた山口全中の4日目が行われ、男子走幅跳は松村春汰(小樽朝里3北海道)が7m41(±0)の中学新で優勝した。
松村は昨年のU16大会チャンピオン。今年は6月に7m40(+2.0)を跳んで和田晃輝(楠葉西・大阪)が2016年に出した中学記録に並んでした。さらに、100mで10秒67(+1.9)というスプリント力も身につけて全中に臨んだ。
絶対的な優勝候補だったが、1回目はファウル。「1本目から記録を出して突き放したかったのですがヒヤヒヤしました」。それでも、2回目に7m03(-0.9)、3回目も7m05(-0.8)と徐々に記録を伸ばす。
ただ、自身は「あまり持ち味の助走がうまくいかなかった」。4回目には7m22(-0.3)を跳んで、2013年の趙振(盾津・大阪)、18年の栁田大輝(館林一・群馬)が作った大会記録に並んだ。
コーチから「最後の全中なんだから出し切れ」と声をかけられた5回目。スピードのある助走からテイクオフ。高く、遠くへ。計測に時間がかかり、息をのむが、7m41のアナウンスに喜びが爆発した。自身の記録、そして中学記録を1cm更新する、10年ぶりの中学新だった。
これには「想定外。予想以上で驚きました」と喜んだ。ただ、さらに記録を狙った6回目は踏み切れず「もっと記録を出したい」と反省する。
北海道勢のこの種目の優勝は2019年の井倉大翔(函館赤川、現・日大)以来。普段からスプリントと跳躍を磨き、モデルとするのは世界的スーパースターのカール・ルイス(米国)だという松村は、「記録などいろんな声がありますが、自分のペースで。次はU16の連覇と国民スポーツ大会に向けて気持ちを切らさずにやっていきたい」と冷静に次を見据えていた。
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