2026.08.23
◇第53回全日本中学校選手権(8月20日~23日/山口・維新みらいふスタジアム)4日目
中学日本一を懸けた山口全中の4日目が行われ、男子110mハードルは櫻井楽都(KINGDOM AC3三重)が13秒26(+0.9)の中学新で優勝した。
歴史に残る名勝負だった。予選で櫻井が13秒41(+0.6)をマーク。今季、森晴輝(SJH釧路3北海道)が大会前に作った中学記録(13秒47)を塗り替えた。
その直後だった。別組の森がさらに中学記録を更新する13秒33(+1.0)。それを見た櫻井は笑顔で「絶対に抜くからな!」と森に伝えたという。
決勝ははそのライバル同士の一騎打ちになる。スタートから森が加速して前に出るが、櫻井が追いすがって並びかける。力の入る接戦だったが、10台目を越えて櫻井がぐっと前に出た。中学生初の13秒3切りとなる13秒26の中学新。2位の森も13秒29の中学新だった。
「めちゃくちゃううれしいです!」と笑顔の櫻井。隣の森を見ながら「ずっと隣にいたので競り負けないように頑張りました」と言い、レースについても「予選よりも後半がたれなかったので、タイムが出るかなと思いました」と振り返る。
昨年のベストは14秒24で、全中も予選落ちだった。冬季は150mなど少し長い距離も走り込んできて体力がついて、スプリントも上がりました」。7月には100mで追い風参考ながら10秒52(+2.3)、公認でも10秒66(+1.1)と100mでも戦えるだけの走力がついた。
大会前ランキングは3番だったが、「自信があったので、勝てるかどうかは自分次第だと思っていました」。大記録にも、「12秒台を狙っていた」と大きな目標を持っていただけに、「まだ修正できるところもあるので、もっと記録を狙っていきたいです」。
おそらく今後も続くだろうライバル関係に「ものすごく良い経験です。これからもこういう展開があると思おうので勝ちきりたい」と闘志を燃やしていた。高校では「古賀ジェレミーさん(東京高、現・順大)の高校記録(13秒45)を塗り替えたいです」と目を輝かせた。
一方の森も中学新の好記録も「隣に並んだので集中できなかった。スタートから並ばれてしまって、その差が出たと思う」と悔しがった。
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