2026.03.15
◇第50回全日本競歩能美大会(3月15日/石川県能美市)
アジア大会代表選考会を兼ねた全日本能美競歩が行われ、男子ハーフマラソン競歩は川野将虎(旭化成)が1時間21分52秒(速報値)で優勝した。
世界陸連(WA)のルール変更により、20kmからハーフマラソン(21.0975km)の距離に変更。1km3分50秒を切るようなハイペースで序盤から進むなか、川野、野田明宏(自衛隊体育学校)、丸尾知司(愛知製鋼)、原圭佑(京大)、古賀友太(大塚製薬)ら実力者たちが集団を形成した。
周回コースの残り1周を切り、ラスト2つの折り返しで一気にスパートをかけた川野が抜け出すと、原も食い下がったが、川野が力でねじ伏せた。
川野は50kmで東京五輪6位入賞。35kmに距離変更となってからは、22年オレゴン世界選手権で銀、23年ブダペスト世界選手権で銅と2つのメダルを獲得した。24年パリ五輪では男女競歩リレーで8位。3大会連続メダルを狙った昨年の東京世界選手権35kmでは脱水症状もあってフラフラの状態でフィニッシュとなってしまった。
20kmでも日本歴代3位の1時間17分24秒を持つだけに、そのスピードをいかんなく発揮。川野は「勝つことしか考えていなかったです。無事にタイトルが取れて良かった」とホッと胸をなで下ろす。
なお、アジア大会代表は日本選手権を制した山西利和(愛知製鋼)が内定。残り1枠は、日本選手権と今大会の2つの上位3位に入った選手の中から「記録・順位・レース展開・タイム差・気象条件等を総合的に勘案」して選考される。日本選手権2位で1時間20分50秒だった吉川絢斗(サンベルクス)との争いになりそうだ。
川野は「難しい種目で、冷静に周りの状況を見る必要がありました。アジア大会が決まれば金メダルを目指したい」とし、「北京世界選手権、ロサンゼルス五輪と続いていきます」と、27、28年の大一番をしっかり見据えていた。
原が奮闘する2位。京大の先輩・山西も認める大器は、春から先輩の背中を追って愛知製鋼へ。アジア選手権競歩も兼ねていた野田が日本選手権に続いて3位だった。なお、野田はアジア選手権で優勝した。
女子は杉林歩(大阪大)が1時間41分04秒(速報値)でトップだった。
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