HOME 国内、世界陸上、日本代表
走高跳・赤松諒一が全体トップタイで2大会連続決勝!左足に痛み抱えても「決勝は思い切って自分の跳躍を」/東京世界陸上
走高跳・赤松諒一が全体トップタイで2大会連続決勝!左足に痛み抱えても「決勝は思い切って自分の跳躍を」/東京世界陸上

男子走高跳予選で全体トップの赤松諒一

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目

東京世界陸上2日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳予選で赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m25を1回でクリアし、全体トップタイで2大会連続の決勝進出を果たした。

前回は8位、昨年のパリ五輪は5位と、世界の舞台で2年連続入賞を果たしてきた赤松。2m16、2m21、2m25をいずれも一発でクリアする盤石の試合運びに、「まずは決勝進出を目標にしていたので、それが達成できてホッとしています」と振り返る。

広告の下にコンテンツが続きます

23年に踏み切り脚の左足小指を疲労骨折し、ボルトで固定している、その影響で試合はもちろん、跳躍練習自体も制限する状況で、「日本選手権ぶりの跳躍」というから約2ヵ月ぶりにバーとしっかり向き合うなかで、世界大会の予選をトップ通過したのだから驚きだ。

加えて、ケガの箇所が2週間前あたりから痛み出し、2m21のあとは「足をついたら激痛が走った」ほど。そのため、2m25は「最後の助走が攻めきれなかった」という。バーが揺れながらのジャンプで、痛みがあるとはいえ失敗試技の少ない赤松にとっては大きな反省点。「決勝は修正したい。痛いとは思うけど、決勝なので思い切って自分の跳躍をできたらと思います」とさらなる精度アップを目指していく。

足の痛みに関して、「さすがに1歩目はちょっと心配だった」と明かすが、「1足遠いぐらいで踏み切れているので、感覚は良かったと思います」。

瀬古優斗(FAAS)とともに、世界選手権では初めて複数人で決勝の舞台に立つ。「一緒に決勝を戦えるのを楽しみにしています」と赤松。一方で、ブダペスト、パリ五輪とともに戦った真野正博(九電工)が予選敗退となり、「2m25がめちゃくちゃ惜しかったので、お疲れ様でしたと声をかけました」。真野からは「頑張ってください」と言葉が返ってきたそうで、「真野選手の思いも背負って跳びたい」と言葉に力を込めた。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目 東京世界陸上2日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳予選で赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m25を1回でクリアし、全体トップタイで2大会連続の決勝進出を果たした。 前回は8位、昨年のパリ五輪は5位と、世界の舞台で2年連続入賞を果たしてきた赤松。2m16、2m21、2m25をいずれも一発でクリアする盤石の試合運びに、「まずは決勝進出を目標にしていたので、それが達成できてホッとしています」と振り返る。 23年に踏み切り脚の左足小指を疲労骨折し、ボルトで固定している、その影響で試合はもちろん、跳躍練習自体も制限する状況で、「日本選手権ぶりの跳躍」というから約2ヵ月ぶりにバーとしっかり向き合うなかで、世界大会の予選をトップ通過したのだから驚きだ。 加えて、ケガの箇所が2週間前あたりから痛み出し、2m21のあとは「足をついたら激痛が走った」ほど。そのため、2m25は「最後の助走が攻めきれなかった」という。バーが揺れながらのジャンプで、痛みがあるとはいえ失敗試技の少ない赤松にとっては大きな反省点。「決勝は修正したい。痛いとは思うけど、決勝なので思い切って自分の跳躍をできたらと思います」とさらなる精度アップを目指していく。 足の痛みに関して、「さすがに1歩目はちょっと心配だった」と明かすが、「1足遠いぐらいで踏み切れているので、感覚は良かったと思います」。 瀬古優斗(FAAS)とともに、世界選手権では初めて複数人で決勝の舞台に立つ。「一緒に決勝を戦えるのを楽しみにしています」と赤松。一方で、ブダペスト、パリ五輪とともに戦った真野正博(九電工)が予選敗退となり、「2m25がめちゃくちゃ惜しかったので、お疲れ様でしたと声をかけました」。真野からは「頑張ってください」と言葉が返ってきたそうで、「真野選手の思いも背負って跳びたい」と言葉に力を込めた。

【動画】男子走高跳予選 赤松諒一の跳躍!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.16

日本パラスポーツ賞大賞に男子円盤投・湯上剛輝!東京デフリンピックで金メダル、東京世界陸上も出場

第9回日本パラスポーツ賞の受賞者が12月15日に発表され、男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が大賞に選出された。 同賞は国内外の障がい者スポーツで優れた成績を残した選手、団体を表彰するもの。聴覚障がい者の大賞受賞は初だ […]

NEWS 関西スポーツ賞に20㎞競歩世界新・山西利和、800m東京世界陸上出場・久保凛が選出!

2025.12.15

関西スポーツ賞に20㎞競歩世界新・山西利和、800m東京世界陸上出場・久保凛が選出!

第69回関西スポーツ賞の個人部門に、男子20km競歩で世界新記録を樹立した山西利和(愛知製鋼)、東京世界選手権女子800m出場の久保凛(東大阪大敬愛高3)が選出された。 同賞はその年の優秀な成績、関西スポーツ界への貢献度 […]

NEWS なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは
PR

2025.12.15

なぜ、トップアスリートがOnを選ぶのか? “人気2モデル”の記録更新に向けての『履き分け』とは

スイスのスポーツブランド「On(オン)」。同社は、陸上の男子3000m障害の日本記録保持者で、9月に東京で開催された世界選手権で最後まで優勝争いを演じて8位入賞を果たした三浦龍司(SUBARU)や、学生時代から駅伝やトラ […]

NEWS 2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

2025.12.15

2026年の日本ICは9月上旬に日産スタジアムで開催!10000mは4月の日本学生個人で実施 全日本大学駅伝は11月1日

日本学生陸上競技連合は12月15日、2026年度の主催競技会日程を発表し、第95回日本インカレは9月5日~7日に神奈川県横浜市の日産スタジアムでの開催が決まった。 ただし、暑熱対策として、同大会実施種目のうち男女競歩は1 […]

NEWS アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

2025.12.15

アンダーアーマーの新作「UA ベロシティ」シリーズ3モデルを同時発売!12月20日より発売開始

アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドームは12月15日、最新ランニングシリーズ「UA ベロシティ」を12月20日より発売することを発表した。 新モデルは、ランナー一人ひとりの目的やレベルに応じて最適な1足を選べ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top