◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)1日目
2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、女子ハンマー投はマッカーサー・ジョイ(M.I.A)が63m61の4位だった。
前回3位のマッカーサー、4位の村上来花(九州共立大)の2人がそろって連続出場。70m51の日本記録を持つマッカーサーは、この日は「テクニックも良かった」。3回目に63m61を投げたが、その後は一発が出なかった。「ターンの入りが不安定だったので、どういうスタートが合っているかリサーチしてきた」と言うように、徐々に課題を修正し、6回目の63m58は「一番行ったと思ったのですが…」。記録についても「もう少し投げたかった」と悔しさも見せた。
米国育ちだが、日本にルーツを持ち「東京世界選手権に出たい」という思いはもちろん強い。だが、「エントリースタンダード(参加標準記録)の74m00を投げたい気持ちが邪魔になって、プレッシャーが重かったです」。4月19日の67m37がシーズンベストだった。
「記録ではなく、自分のテクニックを考えれば、記録はついてくる」とマッカーサー。この後は再び米国に戻り、7月上旬の日本選手権に合わせて日本に向かう予定だ。
学生記録を持つ村上は「3位(64m25)との距離を詰められなかったのが一番悔しい」とポロポロと涙をこぼし、「ターンの入りで腰が引けてしまう課題を、わかっていたのに試合中に修正できなかったのは未熟」と振り返る。練習では良い感覚をつかめているが「試合で発揮できない」。日本選手権やワールドユニバーシティゲームズに向けて「悔しさを糧にもう一回頑張ります」と気持ちを入れていた。
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