2025.04.27
◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目
ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子200mは壹岐元太(京産大)が20秒65(+1.2)で初優勝を飾った。
追い風にも恵まれた男子200mは序盤から先行した壹岐が初の全国タイトルに輝いた。「自己ベストがうれしいのですが、20秒5台を狙っていたので少し悔しい気持ちは残っています」と素直に語った。
中学、高校と全国大会への出場はなかったが、京産大から勧誘を受け「無事陸上を続けられる。(競技を)頑張るという気持ちはそこからでした」と振り返る。入学当時はリレーメンバーに入ることが目標だったという。
しかし、寮がウエイトルームやグラウンドが近く、「友達と暇やし行くかみたいな」感覚で練習を積んできた。「身近に練習環境があって、すぐに栄養補給や睡眠を取れたことがすごく大きかったです。意識はかなり変わっていきました」。
入学時の200m21秒57から昨年は20秒70まで急成長。その中でも「昨年は食事制限をしていて、ストレスにもなっていました」と話す。冬場に走り込みやウエイトトレーニングの量を増やしたことに加え、「好きなものをいっぱい食べるようにして」5kg増量。春先から走りにつながっている手応えもある。
高校時代から全国トップレベルで活躍してきたいちこ(ユティック)、あいこ(大阪ガス)を姉に持つ。「こういう舞台でいつも戦っている姉がすごい偉大な存在だとすごく最近は感じています」。
急成長を果たした自らは「遠すぎる目標は掲げたくないです。まずは関西インカレと日本インカレでこの勢いで優勝したいです」と足元を見つめていた。
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