HOME 大学

2025.04.27

髙橋亜珠23秒55wで200m優勝! 追い風参考に「派遣標準記録を切りたかった」/日本学生個人
髙橋亜珠23秒55wで200m優勝! 追い風参考に「派遣標準記録を切りたかった」/日本学生個人

髙橋亜珠(25年日本学生個人選手権)

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目

ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、女子200mは髙橋亜珠(筑波大)が23秒55(+2.6)で優勝した。

代表選考会だが、優勝した髙橋に笑顔はなかった。「結果自体はとてもうれしいのですが、公認で派遣標準記録(23秒60)を切りたかったです。追い風参考になってしまいました」と悔しさを滲ませる。

広告の下にコンテンツが続きます

だが、本来代表入りを狙っていたのは派遣標準記録を破っていた100mハードル。しかし、26日の予選でスタートの反応が悪かったことから焦ってしまい、準決勝はピッチが上がってアプローチが7歩から9歩になってしまう。そこから乗り切れず、組3着。タイムでのプラス通過にわずか0.01秒届かなかった。

「なかなか気持ちを切り替えられなくて、精神的に少し苦しい試合だったと思います」。この日の200mの決勝は焦りが出たという準決勝とは違い、「うまく流れは組み立てられたと思います」と快勝のレースだった。

「200mのほうが多分向いていると思いますが、ハードルも今季は割と良い調子できています。これからも両立していきたいです」。今季も200mと100mハードルの“二刀流”を追い求めていく。

前回100mと200mで2冠を果たし、今大会で100mを2連覇した山形愛羽(福岡大)は準決勝で棄権した。

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目 ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、女子200mは髙橋亜珠(筑波大)が23秒55(+2.6)で優勝した。 代表選考会だが、優勝した髙橋に笑顔はなかった。「結果自体はとてもうれしいのですが、公認で派遣標準記録(23秒60)を切りたかったです。追い風参考になってしまいました」と悔しさを滲ませる。 だが、本来代表入りを狙っていたのは派遣標準記録を破っていた100mハードル。しかし、26日の予選でスタートの反応が悪かったことから焦ってしまい、準決勝はピッチが上がってアプローチが7歩から9歩になってしまう。そこから乗り切れず、組3着。タイムでのプラス通過にわずか0.01秒届かなかった。 「なかなか気持ちを切り替えられなくて、精神的に少し苦しい試合だったと思います」。この日の200mの決勝は焦りが出たという準決勝とは違い、「うまく流れは組み立てられたと思います」と快勝のレースだった。 「200mのほうが多分向いていると思いますが、ハードルも今季は割と良い調子できています。これからも両立していきたいです」。今季も200mと100mハードルの“二刀流”を追い求めていく。 前回100mと200mで2冠を果たし、今大会で100mを2連覇した山形愛羽(福岡大)は準決勝で棄権した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.13

編集部コラム「あっという間の2025年」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

2025.12.13

早大のルーキー・鈴木琉胤「少しずつトラックの頃に戻ってきた」 往路希望で「区間賞を狙う走りを」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 出雲駅伝、全日本大学駅伝で出走したルーキー・鈴木琉胤は「ハーフは走ったことがなくて、箱根でいきなりという不安はあります。 […]

NEWS 箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

2025.12.13

箱根駅伝15年ぶりV狙う早大が合同取材会 花田勝彦駅伝監督「状態上がっている」 山口智規「大手町を楽しみにしてほしい」

箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が12月13日、埼玉・所沢キャンパスで合同取材会を開いた。 この日は撮影と共通取材、個別取材を実施。共通取材で花田勝彦駅伝監督は「今年もかなり良いかたちで準備ができたと思っています […]

NEWS 連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通
PR

2025.12.13

連覇か、V奪回か?「ニューイヤー駅伝2026」に挑む強豪3チームの意気込み/旭化成・トヨタ自動車・富士通

2026年の幕開けを飾る全日本実業団対抗駅伝(通称・ニューイヤー駅伝)は、第70回の記念大会として1月1日、前橋市にある群馬県庁前をスタートし、上州路をぐるりと回って県庁に戻る7区間・総距離100kmのコースで行われる。 […]

NEWS ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

2025.12.13

ロス瑚花アディアが60m7秒48のユタ州立大新記録 東京・城西高出身で今秋から留学中

12月10日に米国・ユタ州でブリガム・ヤング大で行われた同大学招待競技会室内女子60mで、ロス瑚花アディア(ユタ州立大)が7秒48で4位に入った。従来のユタ州立大記録38年ぶりの更新となる。 ロスは東京・駒沢中から城西高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top