日本陸連は4月25日、アジア選手権(5月27~31日/韓国・クミ)の日本代表選手を発表した。
女子は総勢35人が日本代表として選出。パリ五輪出場者ではやり投ファイナリストの上田百寧(ゼンリン)が2大会連続のアジア選手権代表として選ばれた。100mハードルは田中佑美(富士通)、福部真子(日本建設工業)の2人がパリ五輪に続く選出。前回のアジア選手権走幅跳で6m97の日本記録を樹立した秦澄美鈴(住友電工)のほか、5000mの山本有真(積水化学)、三段跳の森本麻里子(オリコ)には大会連覇の期待が膨らむ。また、1500mの後藤夢(ユニクロ)、20km競歩の柳井綾音(立命大)も選ばれている。
800mで1分59秒93の日本記録を持つ久保凛(東大阪大敬愛高)は、男女通じてただ1人高校生での代表に。これまでU20世界選手権など年齢制限のある国際大会には出場しているが、シニアを含めた大会では初の日本代表となった。
また、10000mは4月の日本選手権で1位、2位を占めた廣中璃梨佳(積水化学)、矢田みくに(エディオン)が代表入り。このほか、中長距離は800mに塩見綾乃(岩谷産業)、1500mに木村友香(積水化学)、5000mに信櫻空(横浜市陸協)、3000m障害には齋藤みう(パナソニック)、西山未奈美(三井住友海上)が代表入りを果たした。
短距離は200mに鶴田玲美(南九州ファミリーマート)、君嶋愛梨沙(土木管理総合)が2大会連続での選出。100mは御家瀬緑(住友電工)と大学生の山形愛羽(福岡大)、400mは前回5位の松本奈菜子(東邦銀行)が入った。
フィールドでは走高跳の今年1m92を跳んでいる髙橋渚(センコー)、日本記録を持つ棒高跳の諸田実咲(アットホーム)、円盤投の郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC)、ハンマー投のマッカーサー・ジョイ・アイリスらがアジアの頂点を目指す。
今大会はワールドランキングに関わるポイントで高得点を稼げる大会であり、日本陸連が2025年の「最重要国際競技会」とする東京世界選手権に向けて、参加資格取得や本番での活躍を左右する大会。優勝すれば世界選手権出場に大きく前進する。
クミアジア選手権 女子日本代表をチェック!
●100m 御家瀬緑(住友電工) 山形愛羽(福岡大) ●200m 鶴田玲美(南九州ファミリーマート) 君嶋愛梨沙(土木管理総合) ●400m 松本奈菜子(東邦銀行) ●800m 久保凛(東大阪大敬愛高) 塩見綾乃(岩谷産業) ●1500m 木村友香(積水化学) 後藤夢(ユニクロ) ●5000m 山本有真(積水化学) 信櫻空(横浜市陸協) ●10000m 廣中璃梨佳(日本郵政グループ) 矢田みくに(エディオン) ●100mH 田中佑美(富士通) 福部真子(日本建設工業) ●400mH 山本亜美(富士通) 瀧野未来(立命大) [adinserter block="4"] ●3000mSC 齋藤みう(パナソニック) 西山未奈美(三井住友海上) ●走高跳 髙橋渚(センコー) 津田シェリアイ(築地銀だこ) ●棒高跳 諸田実咲(アットホーム) 大坂谷明里(愛媛競技力本部) ●走幅跳 秦澄美鈴(住友電工) 竹内真弥(ミズノ) ●三段跳 森本麻里子(オリコ) 髙島真織子(九電工) ●円盤投 郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC) 齋藤真希(太平電業) ●ハンマー投 マッカーサー・ジョイ 村上来花(九州共立大) ●やり投 上田百寧(ゼンリン) 武本紗栄(オリコ) ●20km競歩 梅野倖子(LOCOK) 柳井綾音(立命大)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.04.29
-
2025.04.29
-
2025.04.29
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
2025.04.28
100mH田中佑美が国内初戦「ここから毎週のように緊張する」/織田記念
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成
女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79歳。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業 […]
2025.04.30
女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権
4月25日から27日まで、アルゼンチンのマル・デル・プラタで南米選手権が開催され、女子七種競技ではM.アラウホ(コロンビア)が6396点(13秒13、1m73、13m55、24秒43/6m55、47m62、2分17秒38 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)