HOME 国内、大学

2025.04.25

100m栁田大輝は準決勝で10秒09! 春先のタイムに「底力が上がっている」/日本学生個人
100m栁田大輝は準決勝で10秒09! 春先のタイムに「底力が上がっている」/日本学生個人

25年学生個人選手権100m準決勝で10秒09をマークした栁田大輝

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)1日目

ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権の1日目が行われ、男子100m準決勝はパリ五輪4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が10秒09をマークして全体トップの記録で決勝へ進んだ。

予選は1着でフィニッシュするも10秒54(-1.3)を要して状態も心配された。しかし、準決勝が行われた午後は適度な追い風が選手たちの背中を押し、1つ前の組では後輩の大石凌功(東洋大)が10秒16をマーク。条件が整い“スイッチ”の入った栁田は強かった。

広告の下にコンテンツが続きます

「単純にアップが足りなかったんじゃないですかね」と笑いつつも、レース前に後ろ足のスターティングブロックの位置を1メモリ分下げたことが功奏。低い飛び出しからスムーズに加速し、周囲を寄せ付けることなく、10秒0台でフィニッシュする。

スタートの構えの両足の感覚を狭めているわけではなく、「いろんなかたちで試してみて、割と良いスタートができるようになっていたんですが、今回も下げたら速くなりました」と自然体を強調した。

2月後半から豪州で合宿し、3月上旬に豪州のレースで初戦。帰国後はもう一度練習を積み、「だいぶ動きが良くなっている」と言われていたという。それだけに、予選のタイムからここまで上げられた。

昨年も10秒0台はマークしているが、その時の違うのは条件に恵まれたとはいえ、春先に出たこと。「状態が上がりきっていない段階で出ました。底力が上がっているかな」とうなずく。

追い風にも恵まれることが多く、「好き」だと公言する平塚の舞台。明日の決勝はどんなタイムを叩き出してくるか。

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)1日目 ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権の1日目が行われ、男子100m準決勝はパリ五輪4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)が10秒09をマークして全体トップの記録で決勝へ進んだ。 予選は1着でフィニッシュするも10秒54(-1.3)を要して状態も心配された。しかし、準決勝が行われた午後は適度な追い風が選手たちの背中を押し、1つ前の組では後輩の大石凌功(東洋大)が10秒16をマーク。条件が整い“スイッチ”の入った栁田は強かった。 「単純にアップが足りなかったんじゃないですかね」と笑いつつも、レース前に後ろ足のスターティングブロックの位置を1メモリ分下げたことが功奏。低い飛び出しからスムーズに加速し、周囲を寄せ付けることなく、10秒0台でフィニッシュする。 スタートの構えの両足の感覚を狭めているわけではなく、「いろんなかたちで試してみて、割と良いスタートができるようになっていたんですが、今回も下げたら速くなりました」と自然体を強調した。 2月後半から豪州で合宿し、3月上旬に豪州のレースで初戦。帰国後はもう一度練習を積み、「だいぶ動きが良くなっている」と言われていたという。それだけに、予選のタイムからここまで上げられた。 昨年も10秒0台はマークしているが、その時の違うのは条件に恵まれたとはいえ、春先に出たこと。「状態が上がりきっていない段階で出ました。底力が上がっているかな」とうなずく。 追い風にも恵まれることが多く、「好き」だと公言する平塚の舞台。明日の決勝はどんなタイムを叩き出してくるか。

【動画】栁田が準決勝で10秒09!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.05

細谷恭平が悲願の初Vなるか!?伝統の福岡国際マラソン 2時間9分でロス五輪MGCへ

◇福岡国際マラソン2025(12月7日/福岡市・平和台陸上競技場発着) MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソン2025が12月7日に行われる。来年の名古屋アジア大会代表選考会を兼ねているだけでなく、28年 […]

NEWS ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

2025.12.05

ナイキから高いサポート性に優れたランニングシューズ「ナイキ ストラクチャー プラス」が登場!

ナイキは、快適さと楽しさを併せ持ったスタビリティシューズであるナイキ ストラクチャー プラスを発売することを発表した。 ナイキではロードランニングシューズをシンプルな3つのカテゴリー(ペガサス、ボメロ、ストラクチャー)に […]

NEWS パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

2025.12.04

パリ五輪競歩代表・濱西諒がサンベルクス退社 「再び日の丸を背負って戦うために」

24年パリ五輪男子20km競歩代表の濱西諒が12月1日に自身のSNSを更新し、所属していたサンベルクスを11月末で退社したことを発表した。 濱西は大阪府出身で、履正社高から競歩に取り組み、国体優勝など早くから頭角を現した […]

NEWS 飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

2025.12.04

飯塚翔太がラオスで陸上競技指導 「飯塚翔太リレーカーニバル」も開催

東京世界選手権男子200m代表の飯塚翔大(ミズノ)が11月30日から12月3日まで、ラオスを訪問。4日にリモートで現地で行った活動について報告会見を行った。 飯塚はJICA(国際協力機構)が進める「スポーツを通じて世界平 […]

NEWS 世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

2025.12.04

世界クロカンU20日本代表が決定!新妻遼己、本田桜二郎、宇都宮桃奈ら男女各6名で世界に挑戦

日本陸連は12月4日、米国・タラハシーで開催される世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日)のU20日本代表を発表した。 11月30日の京都陸協記録会内で行われた選考会の上位選手を中心に選考され、男子は今季のイン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top