2025.04.16
世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)第1戦となる厦門大会(中国/4月26日)のエントリーリストが発表された。
男子110mハードルには、ブダペスト世界選手権5位の泉谷駿介(住友電工)と、パリ五輪5位の村竹ラシッド(JAL)という日本勢2人がエントリーした。日本記録(13秒04)保持者2人の直接対戦となれば2022年6月の日本選手権以来となる。なお、昨年のパリで入賞している村竹は、参加標準記録(13秒27)を突破すれば9月の東京世界選手権の早期代表内定を得られる。他に、世界王者のグラント・ホロウェイ(米国)、東京五輪金のハンズル・パーチメント(ジャマイカ)らが登録している。
また、男子100mには世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が登録。サニブラウンの自己記録は昨年のパリ五輪準決勝出だした9秒96(日本歴代2位)。クリスチャン・コールマン(米国)、ファーディナンド・オマニャラ(ケニア)、レツィレ・テボゴ(ボツワナ)らとしのぎを削る。サニブラウンは昨年のDLファイナルにも進出している。
男子3000m障害には日本記録保持者でパリ五輪8位の三浦龍司(SUBARU)がエントリー。これがサンショー初戦となるが、三浦も8分15秒00の参加標準記録をクリアすれば東京世界選手権代表に内定する。スフィアン・エルバッカリ(モロッコ)ら上位勢もエントリーしている。
初のDL出場となるのが男子400mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)。今大会は300mハードルが実施される。前身大会と言えるゴールデンリーグなどに400mハードルで為末大らが出場していたことはあるが、現行のDLとなってからはロングハードル種目日本勢初出場だ。
豊田は昨年の日本選手権で日本歴代3位となる47秒99をマーク。パリ五輪代表に内定したが、日本選手権110mハードルでのケガの影響などもあり、パリ本番では満身創痍での出場となり予選敗退に終わっている。世界記録保持者のカールステン・ワルホルム(ノルウェー)らと初対決だ。
DLは4月26日の厦門(中国)から世界各地で14大会が実施され、ポイント上位者だけが8月27、28日にチューリヒ(スイス)で開催されるDLファイナルに進むことができる。賞金総額924万ドルで過去最高額が用意されている。
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