3月21日から23日に中国・南京で開催される世界室内選手権に向けて日本代表が出国となった3月19日、代表選手が会見に臨んだ。
男子110mハードル日本記録(13秒04)保持者で、23年ブダペスト世界選手権5位の実績を持つ泉谷駿介(住友電工)が走幅跳で代表に選出された。「走幅跳では初めての代表なので楽しみです」と笑顔を見せる。
昨年の全日本実業団対抗で8m14(日本歴代10位)をジャンプ。その際も次のシーズンでの2種目挑戦へ意欲を示していたが、冬季練習に入る前に「やろうと決めた」と覚悟したという。
鍛錬期では「ベースはあまり変わりませんが、2種目に耐えられるような身体作りをするため、ケガをしないギリギリのラインで練習量も増やしました」。1ヵ月前から跳躍練習もスタートしたようで、「新鮮な感じもありますし、シーズンが始まるんだなっていう気持ち。順調に積めて、感覚も良い感じです」と語る。
2種目挑戦をするにあたって「自分の可能性を最大限発揮するために、純粋に挑戦したい気持ちが大きかった」と泉谷。走高跳から始まった陸上キャリアで、混成競技、三段跳、ハードルと各種目で世代トップの活躍を見せてきただけに、「陸上が大好き」な思いが常に背中を押してきた。
南京世界室内では「8m27の世界選手権の参加標準記録を突破して3番以内に入りたい」と目標に掲げる。また、今回の結果次第で屋外シーズンの動きが変わるが、「(ハードルは)中国のダイヤモンドリーグ2試合」を予定し、その後も走幅跳との2種目で世界選手権代表を狙う。本番でも「2種目メダルを目標にしています」と力強く語った。
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