HOME 国内

2025.03.12

スズキの太田実優が現役引退「素晴らしいチームで走ることができて夢のようだった」
スズキの太田実優が現役引退「素晴らしいチームで走ることができて夢のようだった」

太田実優のコメント全文をチェック!

まず初めに、静岡マラソンの応援ありがとうございました。皆さんの応援が本当に力になりました。この度、スズキアスリートクラブを退部し、競技を引退することになりました。

中学1年生の時になんとなく始めた陸上競技、気が付いたら常に陸上のことを考えるようになり走ることが大好きになっていました。自分は特に目立った成績も実績もなく、高校3年生の時に、初めて県大会に出場したくらいでした。そんな自分がこのような素晴らしいチームで陸上競技をやることが出来るなんて夢のように嬉しかったです。今でも夢だと思っています。

入社してから、脚を痛めることが多くなかなか思うような練習ができず苦しい日々でした。食事、睡眠、ケア、トレーニング方法などいろいろと自分なりに試行錯誤しましたが結果を出すことが出来ず引退という形になってしまい、本当に申し訳ないと思っています。ですが、競技者として、社会人としての在り方など多くの経験と知識を学べた貴重な4年間でした。

最後は、地元静岡で初のフルマラソンを走ることが出来、職場の方々から応援メッセージをいただけて家族や恩師、たくさんの友人や知人が応援に来てくれてくれて最高の引退レースになりました。

楽しく、苦しい時間もありましたが、ロードレースならではの楽しさを味わいながら、最後は笑顔でゴールすることが出来ました。フルマラソンを走り切った後は、今までに味わったことのない達成感がありました。このチームで陸上競技が出来て本当に楽しかったです!

広告の下にコンテンツが続きます

最後に、
なんの実績もない私の走りを見て、声を掛けてくださり、4年間のご指導、サポート本当にありがとうございました。職場の皆様には陸上競技に専念させていただけたこと、本当に感謝しています。

そして今後は一社員として、社業に精いっぱい務めさせていただきます! 今後もスズキアスリートクラブの応援をよろしくお願いいたします!

スズキアスリートクラブは3月10日、太田実優の現役引退を発表した。 太田は静岡・浜松天竜中から袋井高で長距離に取り組み、2021年にスズキに入社。同アスリートクラブに加入した。 全国規模の大会の実績はないが、社会人2年目の22年に5000mで17分05秒26をマーク。昨年はハーフマラソンに距離を延ばし、1時間16分30秒で走っている。 3月9日の地元・静岡マラソンで初の42.195kmを走り、2時間49分46秒。これがラストランとなった。今後は社業に専念するという。 公式サイトには入社後からの写真とともに太田のコメントが掲載。「特に目立った成績も実績もなく、高校3年生の時に、初めて県大会に出場したくらいでした。そんな自分がこのような素晴らしいチームで陸上競技をやることが出来るなんて夢のように嬉しかったです。今でも夢だと思っています」と綴り、「今後は一社員として、社業に精いっぱい務めさせていただきます! 今後もスズキアスリートクラブの応援をよろしくお願いいたします!」と締めくくった。
太田実優のコメント全文をチェック! まず初めに、静岡マラソンの応援ありがとうございました。皆さんの応援が本当に力になりました。この度、スズキアスリートクラブを退部し、競技を引退することになりました。 中学1年生の時になんとなく始めた陸上競技、気が付いたら常に陸上のことを考えるようになり走ることが大好きになっていました。自分は特に目立った成績も実績もなく、高校3年生の時に、初めて県大会に出場したくらいでした。そんな自分がこのような素晴らしいチームで陸上競技をやることが出来るなんて夢のように嬉しかったです。今でも夢だと思っています。 入社してから、脚を痛めることが多くなかなか思うような練習ができず苦しい日々でした。食事、睡眠、ケア、トレーニング方法などいろいろと自分なりに試行錯誤しましたが結果を出すことが出来ず引退という形になってしまい、本当に申し訳ないと思っています。ですが、競技者として、社会人としての在り方など多くの経験と知識を学べた貴重な4年間でした。 最後は、地元静岡で初のフルマラソンを走ることが出来、職場の方々から応援メッセージをいただけて家族や恩師、たくさんの友人や知人が応援に来てくれてくれて最高の引退レースになりました。 楽しく、苦しい時間もありましたが、ロードレースならではの楽しさを味わいながら、最後は笑顔でゴールすることが出来ました。フルマラソンを走り切った後は、今までに味わったことのない達成感がありました。このチームで陸上競技が出来て本当に楽しかったです! 最後に、 なんの実績もない私の走りを見て、声を掛けてくださり、4年間のご指導、サポート本当にありがとうございました。職場の皆様には陸上競技に専念させていただけたこと、本当に感謝しています。 そして今後は一社員として、社業に精いっぱい務めさせていただきます! 今後もスズキアスリートクラブの応援をよろしくお願いいたします!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.09

110mH樋口隼人が追い風参考13秒33 「速いリズムで10台をまとめられた」/関東IC

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目 学校対抗の第104回関東インカレの2日目が行われ、男子1部110mハードルは樋口隼人(筑波大)が13秒33(+5.3)で初優勝を飾った。 […]

NEWS 100mH連覇の髙橋亜珠 追い風参考ながら13秒14!「今年中に公認で出したい」/関東IC

2025.05.09

100mH連覇の髙橋亜珠 追い風参考ながら13秒14!「今年中に公認で出したい」/関東IC

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目 学校対抗の第104回関東インカレの2日目が行われ、女子100mハードルは髙橋亜珠(筑波大)が連覇を達成。追い風参考ながら13秒14(+3. […]

NEWS サニブラウン世界リレー前日会見で意気込み 世界陸上に向けて「一番大事な大会。良い走りをして“バトン”をつなぎたい」

2025.05.09

サニブラウン世界リレー前日会見で意気込み 世界陸上に向けて「一番大事な大会。良い走りをして“バトン”をつなぎたい」

第7回世界リレー大会(5月10日、11日/中国・広州)の前日会見が5月9日、現地で行われ、日本からは男子4×100mリレー代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出席し、意気込みを語った。 アカニ・シンビネ(南ア […]

NEWS 栁田大輝 100m9秒95!!「追参かぁ~」「次は公認で」2年ぶり3度目V で有終の美/関東IC

2025.05.09

栁田大輝 100m9秒95!!「追参かぁ~」「次は公認で」2年ぶり3度目V で有終の美/関東IC

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目 学校対抗の第104回関東インカレの2日目が行われ、男子1部100m決勝は栁田大輝(東洋大)が2年ぶり3度目の優勝を飾った。 グングンと加速 […]

NEWS 2部100m守祐陽が9秒97w スタートやり直し気にせず「走っていて気持ち良かった」/関東IC

2025.05.09

2部100m守祐陽が9秒97w スタートやり直し気にせず「走っていて気持ち良かった」/関東IC

◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目 学校対抗の第104回関東インカレの2日目が行われ、男子2部100mで守祐陽(大東大)が追い風参考ながら9秒97(+3.9)をマークして2連 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top