2025.02.05
2月4日、チェコ・オストラヴァで世界陸連(WA)室内ツアー・ゴールド第4戦のチェコ室内ガラが行われ、男子60mに出場した多田修平(住友電工)が6秒63で5位に入った。
昨年3月の世界室内選手権60mでは予選で6秒52の日本記録を樹立し、決勝は日本人25年ぶり入賞の7位となるなど、この種目を得意としている多田。この日は予選を6秒65の1着で通過すると、決勝では低い姿勢からの飛び出しで序盤に先頭争いを演じた。フィニッシュ前で海外勢に引き離されたものの、1月のアスタナ室内の3位に続きWA室内ツアー・ゴールドで2大会連続の入賞となった。
昨シーズンの多田は、4月の織田記念100mのレース中に右ふくらはぎを肉離れ。目標としていたパリ五輪は、選考会の日本選手権にすら立てず、大舞台を逃している。その後、8月に競技に復帰すると、9月には追い風参考記録ながら100mで10秒11で走るなど、今年の東京世界選手権に向けてリスタートを切っていた。
また、今大会ではレース途中となる50mの通過記録も公認記録として計時しており、多田は予選で5秒74、決勝も5秒73をマーク。2002年に朝原宣治が樹立した5秒75を上回り、日本記録を樹立した。
50mのタイムが公式に計測される大会は少なく、世界記録はドノヴァン・ベイリー(カナダ)が1996年に、モーリス・グリーン(米国)が1999年に出した5秒56と、四半世紀以上も前の記録が残っている。
【動画】多田が50mで日本新!チェコ室内60m決勝をチェック
多田は右から4人目の4レーンチェコ室内ガラ@ チェコ・オストラヴァ🇨🇿
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) February 4, 2025
男子60m
多田修平(住友電工)は6秒63で5位
途中の50mは5秒73で、予選の記録を0.01秒縮め、日本記録を再度更新✨pic.twitter.com/7pU0H4DZob#WorldIndoorTour
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.30
9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート
2025.04.30
新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!
-
2025.04.29
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
2025.04.28
100mH田中佑美が国内初戦「ここから毎週のように緊張する」/織田記念
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.30
9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート
東京都は今年9月に国立競技場をメイン会場として開かれる世界選手権に都内の子どもたちを無料招待すると発表した。 「臨場感あふれる会場での観戦を通じて、都内の子供たちにスポーツの素晴らしさや夢と希望を届ける」というのが目的。 […]
2025.04.30
新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!
「陸上競技の魅力を最大限に引き出し、観客と選手の双方にとって忘れられない体験を」をコンセプトに、三重県で開催されてきた『THE GAME』。今年は会場を大阪府。万博記念競技場を移して、9月14日に行われることが決まった。 […]
2025.04.30
中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成
女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業後 […]
2025.04.30
女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権
4月25日から27日まで、アルゼンチンのマル・デル・プラタで南米選手権が開催され、女子七種競技ではM.アラウホ(コロンビア)が6396点(13秒13、1m73、13m55、24秒43/6m55、47m62、2分17秒38 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)