2024.10.29
2019年ドーハ、22年オレゴンと2大会で世界選手権4×400mリレー代表になった河内光起(大阪ガス)が、自身のSNSで現役引退を明かした。11月2日のエコパトラックゲームスがラストランとなるという。
河内は滋賀・聖徳中、八幡工高と進み、高3年時にインターハイ400mで準決勝に進出。国体では7位入賞を果たした。近大入学後、元100m・200m日本記録保持者の井上悟コーチの指導を受けてさらなる成長を遂げ、3年時には日本インカレで自身初の45秒台(45秒96)をマークして3位、国体成年で初の全国タイトルを獲得した。
大学4年で静岡国際を制すと、世界へと躍進。日本選手権4位、ユニバーシアード(現・ワールドユニバーシティゲームズ)で6位入賞を果たし、ドーハ世界選手権4×400mリレー代表に選出された(本番は出走せず)。
20年に大阪ガスに入社。翌年の東京五輪は代表入りを逃したが、22年のオレゴン世界選手権には2大会連続で4×400mリレーで代表入り。本番の出場こそ叶わなかったが、日本初の3分切り(2分59秒91)で4位入賞を果たしたメンバーを支えた。自己ベストは大学3年時の45秒96だが、安定して46秒台前半をマークし、上位争いを湧かせるスプリンターだった。
「14年間、人生の半分を競技を続けることができ、大変幸せな競技人生でした」とSNSに綴った河内。「最後は思い出のエコパでのレース、楽しんで走ってきます!」と締めくくった。
SNSで引退報告をする河内光起
【ご報告】 11/2のエコパトラックゲームズをもって正式に引退する運びとなりました。 今までたくさんのご支援、ご声援をいただき本当にありがとうございました! 14年間、人生の半分を競技を続けることができ、大変幸せな競技人生でした。 最後は思い出のエコパでのレース、楽しんで走ってきます!
— 河内 光起 (@kw_mitsuki) October 28, 2024
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
-
2025.11.27
-
2025.11.26
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
2025.11.27
古賀ジェレミー、ドルーリー、濱がダイヤモンドアスリート昇格!Nextageに高1の2人が新規認定
日本陸連は11月27日、「次世代において国際大会での活躍が期待できる競技者」を育成する「ダイヤモンドアスリート」の第12期認定者を発表した。 第11期でダイヤモンドアスリートNextageとして一部のプログラムに参加して […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025