HOME 国内

2024.09.29

3000m障害・新家裕太郎が日本歴代6位の8分20秒36!「今のままでは世界と戦えない」と高み目指す/ACC新潟
3000m障害・新家裕太郎が日本歴代6位の8分20秒36!「今のままでは世界と戦えない」と高み目指す/ACC新潟

新家裕太郎(24年アスレチックスチャレンジカップ)

◇Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(9月28、29日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目

日本グランプリシリーズG1のアスレチックスチャレンジカップの2日目に行われた男子3000m障害は、新家裕太郎(愛三工業)が日本歴代6位の8分20秒36で優勝した。東京世界選手権の参加標準記録(8分15秒00)にあと約5秒に迫った。

「8分25秒を目標にしていました」と新家。チームメイトのフィレモン・キプラガットにペースを委ね、1000m2分45秒、2000m2分48秒の予定通りに引っ張ってくれた。「いつもは1人で突っ込むことが多いのですが、今日は楽に入れて、こんなに速いと思いませんでした」。ラスト100mでタイムを確認し、「いいタイムが出るかも」とさらに力を振り絞って目標を5秒上回った。

広告の下にコンテンツが続きます

創価大卒の2年目。昨年から「仲野(旭彦)コーチにメニューを立ててもらい、スピード強化をしてきた」影響で、今季は春から好調。兵庫リレーカーニバルで8分33秒43をマークすると、日本選手権でも8分25秒45の自己新で3位に入っていた。夏場は「大学時代のように(月)800km、900kmくらい距離を踏んで、その中でスピードを意識してきた」と言う。それがラストまで「余裕を持って周りを見ながら走れました」と駆け抜けられた要因だと分析する。

来年の東京世界選手権も視界に捉えるが、「今のままでは世界と戦えない。ラストの上がりがないので、もう一段階上げられるようにしていきたい」。

青木涼真(Honda)らとも交流があり、三浦龍司(SUBARU)の背中を追いかける新家。「三浦君や田中(希実、New Balance)さんのように世界で戦っている選手もいるので、少しでも追いつけるようになりたいです」を目を輝かせていた。

◇Yogibo Athletics Challenge Cup 2024(9月28、29日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)2日目 日本グランプリシリーズG1のアスレチックスチャレンジカップの2日目に行われた男子3000m障害は、新家裕太郎(愛三工業)が日本歴代6位の8分20秒36で優勝した。東京世界選手権の参加標準記録(8分15秒00)にあと約5秒に迫った。 「8分25秒を目標にしていました」と新家。チームメイトのフィレモン・キプラガットにペースを委ね、1000m2分45秒、2000m2分48秒の予定通りに引っ張ってくれた。「いつもは1人で突っ込むことが多いのですが、今日は楽に入れて、こんなに速いと思いませんでした」。ラスト100mでタイムを確認し、「いいタイムが出るかも」とさらに力を振り絞って目標を5秒上回った。 創価大卒の2年目。昨年から「仲野(旭彦)コーチにメニューを立ててもらい、スピード強化をしてきた」影響で、今季は春から好調。兵庫リレーカーニバルで8分33秒43をマークすると、日本選手権でも8分25秒45の自己新で3位に入っていた。夏場は「大学時代のように(月)800km、900kmくらい距離を踏んで、その中でスピードを意識してきた」と言う。それがラストまで「余裕を持って周りを見ながら走れました」と駆け抜けられた要因だと分析する。 来年の東京世界選手権も視界に捉えるが、「今のままでは世界と戦えない。ラストの上がりがないので、もう一段階上げられるようにしていきたい」。 青木涼真(Honda)らとも交流があり、三浦龍司(SUBARU)の背中を追いかける新家。「三浦君や田中(希実、New Balance)さんのように世界で戦っている選手もいるので、少しでも追いつけるようになりたいです」を目を輝かせていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.20

旭化成のエマニエル・キプルトに出場停止処分 世界陸連が発表

世界陸連(WA)は12月19日、旭化成に所属するエマニエル・キプルト(ケニア)に対して、出場停止処分を科したと発表した。 処分理由の詳細について、WAは明らかにしていないが、「アスリート代理人規則に基づく異議申し立てを受 […]

NEWS 東京世界陸上代表・小池祐貴と中島ひとみが人気番組「逃走中」に参戦! 自慢のスプリントで逃げ切りなるか

2025.12.20

東京世界陸上代表・小池祐貴と中島ひとみが人気番組「逃走中」に参戦! 自慢のスプリントで逃げ切りなるか

東京世界選手権代表で男子短距離の小池祐貴(住友電工)と女子100mハードルの中島ひとみ(長谷川体育施設)が、フジテレビの人気番組「逃走中」に出演することが発表された。 小池は19年に100mで9秒98をマーク。今季は5月 […]

NEWS 川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会

2025.12.20

川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会

12月20日、神奈川県横浜市の日体大健志台陸上競技場で第26回日体大女子長距離競技会が行われ、5000m4組では川口桃佳(ユニクロ)が15分26秒59で1着となった。 川口は11月のクイーンズ駅伝で、1区を務め5位と好走 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負

2025.12.20

箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 1年目はケガや長期離脱 「こうすれば良かった、という後悔が一切ない走 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」

2025.12.20

箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 エース区間で苦戦も悲観せず 神奈川大のエース・宮本陽叶(4年)が最後 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top