◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)1日目
日本インカレ1日目が行われ、女子10000mは小川陽香(立教大)が33分04秒54で初優勝を果たした。4ヵ月ぶりのレースとなった不破聖衣来(拓大)は33分12秒79で7位だった。
「このレースを迎えるにあたっての過程を考えると、自分の中では納得のいくレースになりました」。レース後の不破の表情は明るかった。
レースではスタートから1000mを3分20秒前後のペースで牽引した。「駅伝に向けて、自分自身にもチームにとっても自信につながる走りをする目的でした。その結果、あの走りになりました」。しかし、残り2000mからのスパート合戦には対応できなかった。
2021年に30分45秒21の日本学生記録を樹立し、22年の日本インカレで優勝。しかし、その後は疲労骨折などのケガに苦しみ、今年4月の記録会が22年10月以来のレースとなっていた。
5月の関東インカレでも序盤から引っ張ったが、中盤で失速。それ以来のレースで存在感を示し、「ケガが多い4年間になってしまいましたが、この経験は絶対に次のステージに生かせると思います」と前を向いている。
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