HOME 国内、大学

2024.09.19

女子10000m・小川陽香が鋭いラストスパートで初V 「すごくうれしい気持ちでいっぱい」/日本IC
女子10000m・小川陽香が鋭いラストスパートで初V 「すごくうれしい気持ちでいっぱい」/日本IC

24年日本インカレ女子10000mで優勝した小川陽香(立教大)

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)1日目

日本インカレ1日目が行われ、女子10000mは小川陽香(立教大)が33分04秒54で初優勝を果たした。

スタートから縦長の集団で進んだレースで、小川は冷静に3番手付近で進めた。残り2000mを切ってから集団が崩れ始めると、小川は「ラスト1kmぐらいから仕掛けようと思っていました。自分で仕掛けて勝ちきれる自信がなかったので、少し我慢」と食らいつく。

広告の下にコンテンツが続きます

残り1周に入り、「ここはもう出てみようと、スパートをかけました」。野田真理耶(大東大)と永長里緒(大阪学大)との競り合いが続いたが、残り100mでさらにギアを上げる。「やっぱり1番になれてすごくうれしい気持ちでいっぱいでした」と、右腕を大きく突き上げてフィニッシュした。

4月に左脚の腸脛靱帯を痛めて1ヵ月ほど走れない時期があり、序盤は出遅れた。「やり過ぎでケガをしてしまったので、少し自分にブレーキをかけるようになりました」。見つめ直した夏合宿を順調に消化し、距離を踏んだ。昨年のU20日本選手権3000m以来の全国タイトルを手にした。

小川は3日目の5000mにも出場を予定。「チーム一丸で目指している」全日本大学女子駅伝の予選会となる関東大学女子駅伝に向け、好記録で弾みをつけられるか。

◇天皇賜盃第93回日本学生対校選手権(9月19日~22日/神奈川県・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)1日目 日本インカレ1日目が行われ、女子10000mは小川陽香(立教大)が33分04秒54で初優勝を果たした。 スタートから縦長の集団で進んだレースで、小川は冷静に3番手付近で進めた。残り2000mを切ってから集団が崩れ始めると、小川は「ラスト1kmぐらいから仕掛けようと思っていました。自分で仕掛けて勝ちきれる自信がなかったので、少し我慢」と食らいつく。 残り1周に入り、「ここはもう出てみようと、スパートをかけました」。野田真理耶(大東大)と永長里緒(大阪学大)との競り合いが続いたが、残り100mでさらにギアを上げる。「やっぱり1番になれてすごくうれしい気持ちでいっぱいでした」と、右腕を大きく突き上げてフィニッシュした。 4月に左脚の腸脛靱帯を痛めて1ヵ月ほど走れない時期があり、序盤は出遅れた。「やり過ぎでケガをしてしまったので、少し自分にブレーキをかけるようになりました」。見つめ直した夏合宿を順調に消化し、距離を踏んだ。昨年のU20日本選手権3000m以来の全国タイトルを手にした。 小川は3日目の5000mにも出場を予定。「チーム一丸で目指している」全日本大学女子駅伝の予選会となる関東大学女子駅伝に向け、好記録で弾みをつけられるか。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top