HOME 海外

2024.09.05

女子マラソン・ウガンダ代表のチェプテゲイが死去 五輪から1ヵ月経たぬうちの惨劇に悲しみ広がる
女子マラソン・ウガンダ代表のチェプテゲイが死去 五輪から1ヵ月経たぬうちの惨劇に悲しみ広がる

23年世界選手権に出場したチェプテゲイ

ウガンダのオリンピック委員会(UOC)は9月4日、パリ五輪女子マラソン代表のレベッカ・チェプテゲイが死去したことを発表した。

チェプテゲイは9月2日、トレーニング先のケニアにおいて交際相手の男と口論となった末に、男からガソリンを掛けられた上で、火をつけられるという凄惨な事件に遭っていた。

身体の大部分に重度のやけどを負ったチェプテゲイは、病院で懸命な治療を受けていたものの、2日後に死亡が確認された。

広告の下にコンテンツが続きます

UOCのドナルド・ルカレ会長は声明を発表し、「レベッカ・チェプテゲイが残忍な暴行により亡くなったという悲しい知らせを受け、彼女の魂が安らかに眠ることを祈ります。偉大なアスリートを死に追いやった卑劣で無分別な行為を許すことはできません。私たちは女性に対する暴力を強く非難します」とコメントしている。

ウガンダ陸連もSNSを通じて、「チェプテゲイが亡くなったことに、連盟として、哀悼の意を表すとともに、このような行為を非難します」とコメントし、隣国のケニアのオリンピック委員会も「彼女の早過ぎる死は大きな損失であり、暴力の根絶を訴えます」とつづっている。

チェプテゲイは1991年生まれの33歳。22年のドバイでマラソンデビューを果たし、この時の2時間22分47秒はウガンダ記録として今も残る。昨年のブダペスト世界選手権では14位、パリ五輪では44位という成績を残していた。

ウガンダのオリンピック委員会(UOC)は9月4日、パリ五輪女子マラソン代表のレベッカ・チェプテゲイが死去したことを発表した。 チェプテゲイは9月2日、トレーニング先のケニアにおいて交際相手の男と口論となった末に、男からガソリンを掛けられた上で、火をつけられるという凄惨な事件に遭っていた。 身体の大部分に重度のやけどを負ったチェプテゲイは、病院で懸命な治療を受けていたものの、2日後に死亡が確認された。 UOCのドナルド・ルカレ会長は声明を発表し、「レベッカ・チェプテゲイが残忍な暴行により亡くなったという悲しい知らせを受け、彼女の魂が安らかに眠ることを祈ります。偉大なアスリートを死に追いやった卑劣で無分別な行為を許すことはできません。私たちは女性に対する暴力を強く非難します」とコメントしている。 ウガンダ陸連もSNSを通じて、「チェプテゲイが亡くなったことに、連盟として、哀悼の意を表すとともに、このような行為を非難します」とコメントし、隣国のケニアのオリンピック委員会も「彼女の早過ぎる死は大きな損失であり、暴力の根絶を訴えます」とつづっている。 チェプテゲイは1991年生まれの33歳。22年のドバイでマラソンデビューを果たし、この時の2時間22分47秒はウガンダ記録として今も残る。昨年のブダペスト世界選手権では14位、パリ五輪では44位という成績を残していた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.19

世界陸上銅の勝木隼人がエントリー 女子は前回Vの谷純花ら/元旦競歩

東京陸協は26年1月1日に開催される第74回元旦競歩(兼東京選手権競歩)のエントリー選手を発表した。 男子20kmには、9月の東京世界選手権35kmで銅メダルに輝いた勝木隼人(自衛隊体育学校)がエントリー。23年ワールド […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東海大のスピードスター・兵藤ジュダ リベンジの1区で「やっぱり区間賞がほしい」

2025.12.19

箱根駅伝Stories/東海大のスピードスター・兵藤ジュダ リベンジの1区で「やっぱり区間賞がほしい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 失意から復活、トラックで勢い 前回の箱根駅伝予選会で総合14位に終わ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/前回の雪辱期する中央学大・市川大世 「区間5位以内を目指して積極的な走りを」

2025.12.19

箱根駅伝Stories/前回の雪辱期する中央学大・市川大世 「区間5位以内を目指して積極的な走りを」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 全日本では4人抜きの力走 3年ぶりに11月の全日本大学駅伝に戻ってき […]

NEWS 箱根駅伝Stories/過去最高順位を見据える城西大 強力4年生軸に「アッと驚くような試合がしたい」

2025.12.19

箱根駅伝Stories/過去最高順位を見据える城西大 強力4年生軸に「アッと驚くような試合がしたい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 主要区間の経験者残る 前回6位の城西大がチーム最高成績の3位以内を目 […]

NEWS 予選会と5000m平均はともに仙台育英トップ 2番手は学法石川 鳥取城北は安定感/全国高校駅伝・データ編男子

2025.12.19

予選会と5000m平均はともに仙台育英トップ 2番手は学法石川 鳥取城北は安定感/全国高校駅伝・データ編男子

男子第76回全国高校駅伝(12月21日/京都・7区間42.195km)に出場する58校を都道府県大会と地区大会で出されたタイムと、5000mのチーム内上位7人の平均タイム(12月上旬判明分)でランキング化した。 男子レー […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top