◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)1日目
パリ五輪・陸上競技1日目のモーニングセッション(アフタヌーンセッション)が行われ、今大会で初実施の男女混合マラソン競歩リレーに出場した川野将虎(旭化成)、岡田久美子(富士通)組の日本は、2時間55秒40で8位入賞を果たした。
42.195kmの距離を、第1レグ(男子)11.395km、第2レグ(女子)10km、第3レグ(男子)10km、第4レグ(女子)10.8kmの順にタッチで形式で実施。午前7時30分にスタートした。
日本の川野、岡田組は、第1レグで川野が2位中継と健闘。第2レグで岡田が9位でつなぐと、第3レグで川野が8位と入賞圏内に浮上する。“アンカー”の岡田はその順位を最後まで死守し、両手を広げてフィニッシュに飛び込んだ。
川野は、前回は50km競歩で6位に入賞し、35kmで実施された翌年からの世界選手権は22年オレゴンで銀メダル、23年ブダペストで銅メダルを獲得してきた実力者。2月の日本選手権20kmでは4位にとどまったが、この種目にしっかりと合わせてきた。
岡田はこれが3大会連続の五輪。過去2大会は20km競歩で16年リオが16位、前回の東京は15位だった。今大会も個人種目への出場権を獲得していたが、「出場選手が実力を発揮し、より高い順位を獲得するために、チーム、コーチ、選手と話し合い、慎重に検討した結果」(日本陸連発表)、リレーに集中する選択をしている。
もともと、今大会の出場資格を持つ選手が3名しかおらず、新たに代表を選出できない状況の中での個人種目棄権の選択に、一部の人たちから選手に対して誹謗中傷が届く事態に陥った。だが、岡田は自らのパフォーマンスをしっかりと発揮。川野とともに、世界を相手に堂々としたレースを見せた。
競歩勢としては初日の男子20kmで池田向希(旭化成)が7位、古賀友太(大塚製薬)が8位と2つの入賞を確保し、新種目でも8位に。男子20kmで銀、銅のメダルをつかんだ東京との比較では苦戦だったかもしれないが、3つの入賞を重ねて、存在感を示した。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.14
東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏
-
2025.07.14
-
2025.07.13
-
2025.07.13
-
2025.07.12
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.14
DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦
7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]
2025.07.14
男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー
7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]
2025.07.14
17歳のウィルソンが男子400mで44秒10!自らのU18記録を更新 200mは新鋭・ティーマースが19秒73/WAコンチネンタルツアー
7月11日~12日、米国・テネシー州メンフィスで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのエド・マーフィー・クラシックが開催され、男子400mでは17歳のQ.ウィルソン(米国)が44秒10のU18世界最高記録で優勝 […]
2025.07.14
【男子1500m】本田桜二郎(鳥取城北高3)3分43秒23=高校歴代5位
第239回東海大長距離競技会は7月13日、神奈川・東海大湘南校舎陸上競技場で行われ、男子1500mで本田桜二郎(鳥取城北3)が高校歴代5位、中国高校新記録となる3分43秒23をマークした。従来の中国高校記録は徳本一善(沼 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会