2024.07.21
◇秩父宮賜杯第64回実業団・学生対抗(7月20日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)
日本グランプリシリーズG2の実業団・学生対抗が行われ、8月1日から始まるパリ五輪・陸上競技に出場する日本代表たちも最後の調整として出場して貫禄を見せた。
女子100mハードルでは大記録が誕生。日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)が、自身の日本記録を2年ぶりに更新する12秒69(+1.2)をマーク。日本女子初の12秒7切り、アジア歴代4位タイの激走で、パリ五輪に向けて大きな弾みをつけた。
女子走幅跳はこちらも日本記録保持者・秦澄美鈴(住友電工)が6m61(+0.8)で完勝。大会記録を52年ぶりに塗り替えた。男子400mハードルは小川大輝(東洋大)が自己4番目となる49秒09をマーク。12年ぶり大会新で優勝している。
男子400mはパリ五輪に4×400mリレーで代表入りした吉津拓歩(ジーケーライン)が45秒89でV。女子やり投は斉藤真理菜(スズキ)が58m45、上田百寧(ゼンリン)が57m93でワンツーしたが、いずれも60mに届かず悔しさを見せていた。
五輪代表以外でも、来年の東京世界選手権を目指すリスタートの大会で見せ場を作った。男子110mハードルでは阿部竜希(順大)が13秒32(+0.1)の自己新で制し、横地大雅(Team SSP)が13秒33、藤井亮汰(三重県スポーツ協会)が13秒39、町亮汰(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が13秒40と好記録で続いた。
女子400mはフロレス・アリエ(日体大)が学生歴代4位の53秒28で優勝。女子棒高跳は諸田実咲(アットホーム)が4m20で制した。女子円盤投は郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が57m55の大会新V。男子砲丸投は奥村仁志(センコー)が18m11で優勝している。
実業団・学生の対抗は213.5点で実業団チームが総合V。学生は167.5点だった。大会最優秀選手には2年連続で福部が選ばれた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.29
-
2025.06.17
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.30
【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯
FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]
2025.06.30
【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」
学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]
2025.06.30
64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める
6月27日、米国の元長距離選手で、後にコーチとしても活躍したビル・デリンジャー氏が逝去した。91歳だった。 デリンジャー氏は5000mで3大会連続してオリンピックに出場(1956年メルボルン、1960年ローマ、1964年 […]
2025.06.30
100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権
東京世界選手権の代表選考会となるジャマイカ選手権が6月26日から29日にキングストンで開催された。 男子100mはK.トンプソンが世界歴代6位、今季世界最高の9秒75(+0.8)で優勝した。トンプソンは現在23歳。これま […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会