HOME 国内、日本代表

2024.06.29

橋岡優輝がVで2大会連続五輪内定!内容に満足せず危機感「最低限の中の最低限」/日本選手権
橋岡優輝がVで2大会連続五輪内定!内容に満足せず危機感「最低限の中の最低限」/日本選手権

条件をクリアし、パリ五輪代表に内定した橋岡優輝

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目に男子走幅跳が行われ、橋岡優輝(富士通)が2大会ぶり6回目の優勝を果たした。3月にパリ五輪参加標準記録(8m27)をクリアする8m28(+1.4)を跳んでおり、パリ五輪代表に内定した。

東京に続いて2大会連続の五輪を決めた橋岡。ただ、試合内容には「言葉を選ばずに言うとクソみたいな試合。まったく走っていない。(悪いところは)全部です」と唇を噛んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

2回目に優勝記録を跳んだが、「3回目までは別人くらい。やりたい方向とは違った」。ファイルになった6回目は「最低限の中の最低限」という跳躍だったという。

5月のセイコーゴールデングランプリ以降は欧州へ飛び、イタリアを拠点にトレーニングを積んだ。だが、「身体の不調が出て、小さな不具合が連鎖しながら、あっち行って、こっち行って。それを引きずりました」。予定していた試合も見送った。

パリ五輪まで約1ヵ月。「この状態ではまずい」と危機感を覚えているが、ここ一番での強さは折り紙付き。3年前の東京五輪の6位は「今でも悔しいです」と忘れたことはない。

「虎視眈々と。本番でどれだけ自分が跳べるか。現状、叩きつけられて結構へこんでいるので」

世界一遠くへ跳ぶために。「血眼になって」本番を迎えるつもりだ。

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目に男子走幅跳が行われ、橋岡優輝(富士通)が2大会ぶり6回目の優勝を果たした。3月にパリ五輪参加標準記録(8m27)をクリアする8m28(+1.4)を跳んでおり、パリ五輪代表に内定した。 東京に続いて2大会連続の五輪を決めた橋岡。ただ、試合内容には「言葉を選ばずに言うとクソみたいな試合。まったく走っていない。(悪いところは)全部です」と唇を噛んだ。 2回目に優勝記録を跳んだが、「3回目までは別人くらい。やりたい方向とは違った」。ファイルになった6回目は「最低限の中の最低限」という跳躍だったという。 5月のセイコーゴールデングランプリ以降は欧州へ飛び、イタリアを拠点にトレーニングを積んだ。だが、「身体の不調が出て、小さな不具合が連鎖しながら、あっち行って、こっち行って。それを引きずりました」。予定していた試合も見送った。 パリ五輪まで約1ヵ月。「この状態ではまずい」と危機感を覚えているが、ここ一番での強さは折り紙付き。3年前の東京五輪の6位は「今でも悔しいです」と忘れたことはない。 「虎視眈々と。本番でどれだけ自分が跳べるか。現状、叩きつけられて結構へこんでいるので」 世界一遠くへ跳ぶために。「血眼になって」本番を迎えるつもりだ。

【動画】パリ五輪内定!男子走幅跳・橋岡優輝の跳躍をチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

NEWS 全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

2025.12.08

全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]

NEWS 3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

2025.12.08

3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]

NEWS 400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

2025.12.08

400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]

NEWS 福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

2025.12.08

福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソンと防府読売マラソンの2大会が12月7日に行われた。 福岡国際はバイエリン・イエグゾー(エチオピア)が2時間7分51秒で優勝。2位には西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top