6月2日、第314回日体大長距離競技会が神奈川県の日体大健志台競技場で行われ、男子5000mのNCG1組で鶴川正也(青学大4)が13分24秒90で2着となった。この記録は近藤幸太郎(現・SGホールディングス)が21年に出した青学大記録(13分34秒88)を上回るもので、鶴川自身のベスト記録も10秒以上塗り替えた。
鶴川は昨年まで関東インカレ2部5000mで2年連続3位などの実績を持ち、出雲駅伝にも出場。しかし、その後に大腿骨を疲労骨折し、全日本、箱根と出場を逃している。
ただ、箱根後は順調に回復し、トレーニングも消化。4月の焼津みなとマラソンでは1時間2分49秒(参考記録)で優勝すると、5月の関東インカレ(2部)5000mでは13分36秒41で初優勝を飾るなど、まさに絶好調。今回、5000mでは青学大勢として初めて13分30秒を切った。
レースはブライアン・キプトゥー(麗澤大1)が13分24秒15でトップ。井川龍人(旭化成)が13分27秒71の自己新で3着でフィニッシュし、黒田朝日(青学大3)が13分29秒56とこちらも自己新となった。また、7着の吉田礼志(中央学大4)も大学記録を更新する13分30秒30と好タイムが続いた。
なお、NCG2組では篠原倖太朗(駒大4)が13分32秒60(速報値)と自己ベストをマークしている。
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