2023.11.13
世界陸連(WA)はその年に優れた成績を収めた選手を表彰する「ワールド・アスレティックス・アワード」のアスリート・オブ・ザ・イヤーの女子ノミネート選手11名の中からファイナリスト5人を発表し、T.アセファ(エチオピア)、F.ボル(オランダ)、S.ジャクソン(ジャマイカ)、F.キピエゴン(ケニア)、Y.ロハス(ベネズエラ)が選ばれた。ノミネートしていたやり投の北口榛花(JAL)は惜しくも選外となった。
北口は今年のブダペスト世界選手権で日本女子フィールド種目初の金メダル。ダイヤモンドリーグ(DL)のファイナルでは日本人初優勝を果たした。さらに67m38の日本記録は今季世界リストトップに立つ。
ノミネート選手11人から、WA評議会、WAファミリー、そしてSNSによるファン投票の結果で5人のファイナリストが決定。12月11日に年間最優秀となる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」が男女1名ずつ決まる。
北口は11月1日の冬季練習再開時に「陸上を応援してくださる方がSNSでたくさん応援してくださってうれしかったです」と感謝し、専門家の投票の割合が多くを占めることから、「他の選手は世界記録を出されるなど加味すると(ファイナリストは)厳しいかなと思います」。それでも、「すごい選手ばかりのなか11人に選ばれただけでも光栄なこと。こうして陸上界の一つの話題になれたことはすごくうれしいです」と語っていた。
また、結果を受けて北口は自身のSNSを更新し、「みなさん投票ありがとうございました。うれしかったです!」と感謝を綴り、「次は大本命で選ばれるように頑張ります!」と思いを込めている。
惜しくもファイナリストは逃したものの、世界の陸上界にそのパフォーマンスと笑顔は確かに刻まれた2023年。近い将来、さらに世界中の専門家やファンの投票を集める活躍を見せることだろう。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.28
-
2025.11.27
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.28
中国陸連にWA加盟連盟賞 世界室内、ダイヤモンドリーグなど開催 競技会、ロードレースには600万人が参加
世界陸連(WA)は11月28日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の加盟連盟賞に中国陸連を選出したと発表した。 加盟連盟賞は、年間を通して顕著な功績を挙げ、陸上競技の発展や知名度向上に大きく貢献した加盟連盟を表 […]
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は、11月20日時点の出場予定校を発表した。 箱根駅伝で総合3連覇を狙う青学大や、前回大会で2連覇を飾った國學院大、全日本大学駅伝2位の中大、出雲駅伝で2位の早大など関 […]
2025.11.28
22年世界陸上走幅跳金メダル・王嘉男 ドーピング陽性反応も嫌疑なし AIUが正式に報告
世界陸連(WA)の独立不正調査機関「アスリート・インテグリティ・ユニット(AIU)」は11月27日、男子走幅跳でオレゴン世界選手権金メダルを獲得した王嘉男(中国)のドーピング疑惑について、違反はなかったことを確認し、処分 […]
2025.11.27
プロ野球選手・筒香嘉智と陸上界がコラボ スポーツの垣根を超えるクリニックを12月に開催
11月27日、日本陸連は2024年度から取り組むプロジェクト「RIKUJO JAPAN」の一環として、「~スポーツの垣根を超える~ 2025 TSUTSUGO SPORTS ACADEMY FESTIVAL × RIKU […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025