HOME 海外

2023.10.30

女子20km競歩ガルシア・レオンの世界記録取り消し 再計測で約3km足りないことが判明/パンアメリカンゲームス
女子20km競歩ガルシア・レオンの世界記録取り消し 再計測で約3km足りないことが判明/パンアメリカンゲームス

2022年のオレゴン世界選手権で女子競歩2冠の偉業を達成したガルシア・レオン(ペルー)

10月20日から11月5日までサンティアゴ (チリ)で開催されているパンアメリカンゲームスの女子20km競歩で、距離測定の誤りのため記録が取り消されることがわかった。

オレゴン世界選手権競歩で20km&35km2冠のキンバリー・ガルシア・レオン(ペルー)が男子の世界記録(1時間16分36秒)を大幅に上回る1時間12分26秒で優勝したが、距離の測定に誤りがあり、記録取り消しの声明が主催者から出された。この種目の世界記録は楊家玉(中国)が2021年に樹立した1時間23分49秒。

報道によると上位11名が世界記録を上回るタイムで、選手たちは実際の距離は17km程度だったと考えているという。最初の1周から、男子を上回るような異常なペースとなっていたため、異変に気づいていた選手もいたことが報じられている。

広告の下にコンテンツが続きます

記録だけでなく、ワールドランキングのためのポイントもこの大会では獲得できないことに。その後実施される種目は距離再測定のため、1時間以上遅延して行われた。

10月20日から11月5日までサンティアゴ (チリ)で開催されているパンアメリカンゲームスの女子20km競歩で、距離測定の誤りのため記録が取り消されることがわかった。 オレゴン世界選手権競歩で20km&35km2冠のキンバリー・ガルシア・レオン(ペルー)が男子の世界記録(1時間16分36秒)を大幅に上回る1時間12分26秒で優勝したが、距離の測定に誤りがあり、記録取り消しの声明が主催者から出された。この種目の世界記録は楊家玉(中国)が2021年に樹立した1時間23分49秒。 報道によると上位11名が世界記録を上回るタイムで、選手たちは実際の距離は17km程度だったと考えているという。最初の1周から、男子を上回るような異常なペースとなっていたため、異変に気づいていた選手もいたことが報じられている。 記録だけでなく、ワールドランキングのためのポイントもこの大会では獲得できないことに。その後実施される種目は距離再測定のため、1時間以上遅延して行われた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.21

編集部コラム「柔らかい顔に」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 「箱根路が育む挑戦」箱根駅伝シンポジウム開催!小山直城「出場した思い強かった」葛西潤「誰かのためにと走った」

2025.11.21

「箱根路が育む挑戦」箱根駅伝シンポジウム開催!小山直城「出場した思い強かった」葛西潤「誰かのためにと走った」

第102回箱根駅伝まで約40日となった11月21日、大会の機運を高めるイベント「第102回箱根駅伝シンポジウム」が、都内で開催された。 今回のメインテーマは「世界を駆ける~箱根路が育む挑戦~」。昨年のパリ五輪、9月の東京 […]

NEWS 都大路を目指す戦い 地区高校駅伝は土曜・関東大会、日曜・東海大会でラスト 全国高校駅伝出場校出そろう

2025.11.21

都大路を目指す戦い 地区高校駅伝は土曜・関東大会、日曜・東海大会でラスト 全国高校駅伝出場校出そろう

全国高校駅伝(12月21日/京都)の地区代表を懸けた地区高校駅伝が明日11月22日に関東(北関東、南関東/埼玉・熊谷スポーツ文化公園)で、あさって23日には東海(三重・三重高前発着コース)で行われる。これで、地区高校駅伝 […]

NEWS 「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

2025.11.21

「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は11月2 […]

NEWS 来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

2025.11.21

来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

日本陸連は11月21日、第46回世界クロスカントリー選手権(来年1月10日/米国・タラハシー)のシニア日本代表12名を発表した。 シニア男女各6名ずつ。男子10kmは7月の日本選手権5000m覇者の井川龍人(旭化成)が2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top