◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)
中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の4日目の午前セッションが行われた。
男子4×100mリレー予選は桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)、上山紘輝(住友電工)、宇野勝翔(順大)とつないで38秒99の組1着で明日の決勝に駒を進めた。
朝9時スタートという中で行われた男子走高跳は、ブダペスト世界選手権8位の赤松諒一(アワーズ)、オレゴン世界選手権8位の真野友博(九電工)の2人がともに予選を危なげなく通過。2人は2m15をクリア。ムタズ・エッサ・バルシム(カタール)、ウ・サンヒョク(韓国)もしっかり決勝に進んでいる。
赤松は「朝が苦手でしたし、(スタートが)低い高さで難しかったですが、そこそこ思いっきり踏み切れたと思います。決勝は助走のコース取りを意識していきたい」と話した。
男子400mハードルでパリ五輪参加標準記録を突破している黒川和樹(法大)は49秒80で組1着。ブダペスト世界選手権でセミファイナルに進んだが、日本インカレは当日に発熱してインフルエンザだと診断されて欠場。その後は「ほぼ練習していなくて不安でした」と言うが、さすがの本番での強さを発揮した。「決勝も行けます!」と笑顔を見せる。ブダペスト世界選手権代表の児玉悠作(ノジマ)も49秒99の3着ながらプラスで拾われて決勝進出を決めた。
女子400mハードルの山本亜美(立命大)は57秒55の4着。プラスで決勝を決めた。今年はアジア選手権、ワールドユニバーシティゲームズ、ブダペスト世界選手権、そして今大会と4度目の日の丸だが、「めっちゃ緊張しました」。前日には京都橘高の後輩にあたり親交もある瀧野未来が56秒90を出したこともあり、「そればっかり考えてしまった」と苦笑い。決勝に向け「(痛めていた)アキレス腱は大丈夫。中国の歓声を自分の応援してもらっていると思ってがんばります」と意気込みを語った。
男子800m予選に出場した川元奨(スズキ)は1分52秒93で予選敗退。「(全体の)タイムだけ見れば残れる記録でしたが、自分の走りが定まっていなかった」と振り返った。
この日から男子十種競技も開始。アジア選手権優勝、ブダペスト世界選手権代表の丸山優真(住友電工)は100mで10秒96(+1.0)の1着で好スタートを切った。田上駿(陸上物語)は11秒08。丸山は走幅跳を7m20(+1.0)、円盤投を13m61、3種目を終えて4位につけている。
午後セッションでは女子棒高跳に日本記録保持者の諸田実咲(アットホーム)が登場。女子走幅跳には日本記録(6m97)でアジア選手権を制し、ブダペスト世界選手権代表の秦澄美鈴(シバタ工業)が出場する。
上山紘輝(住友電工)、宇野勝翔(順大)が出場する男子200m決勝は20時55分(日本時間)にスタート。21時15分からの男子110mハードルには高山峻野(ゼンリン)と石川周平(富士通)が出場する。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.09
鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」
-
2025.12.09
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.09
富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の主催者は、12月30日に行われる大会のエントリー選手を発表した。 10月の全日本で25年ぶりの優勝を果たした城西大は、区間賞を獲得した兼子心晴(4年)、金子陽向(4年)、本間香( […]
2025.12.09
ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」
ユニクロ女子陸上競技部が、選手の一般公募を12月5日に開始した。 同社女子陸上競技部は1997年に創部。全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)には2003年に初出場。14年には7位に入った。 その後は浮き沈みを繰り返 […]
2025.12.09
パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場
愛知県名古屋市の瑞穂公園を管理する株式会社瑞穂LOOP-PFIは12月9日、建て替えを進めていたパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂公園陸上競技場)が2026年4月22日に一般供用を開始すると発表した。 発表によると、約30000 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025