HOME 国内

2023.06.02

君嶋愛梨沙100m11秒59で2連覇「60~70%」不安の中で勝ちきり「褒めたい」/日本選手権
君嶋愛梨沙100m11秒59で2連覇「60~70%」不安の中で勝ちきり「褒めたい」/日本選手権

女子100mを11秒59(-0.1)で連覇を飾った君嶋愛梨沙(土木管理総合)

【動画】女子100mで連覇を飾った君嶋愛梨沙の走りをチェック!

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の2日目に女子100m決勝が行われ、君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒59(-0.1)で連覇を飾った。 スタートから勢い良く飛び出したのは藏重みう(甲南大)。しかし、中盤以降で力強さを見せてしっかり差しきった。 「今日は連覇すると決めていましたが、不安もありました。そういう中でまとめられて勝てたのは褒めたいです」とホッと一息をついた。 今季は4月末の織田記念で脚に不安が出て決勝を棄権。それでも5月21日のセイコーゴールデングランプリでは「前半は海外勢と競れた」と一定の手応えをつかんだ。 しかし、「前半は良くても、後半につながらない」と、前半を意識するあまり後半の強さがやや影を潜めた。「海外選手はもっと余裕がある中で同じスピードを出してくる。取り組み方を勘違いしていた」と見直した。 今大会では「私らしい型で走る」。それをある程度表現でき、「60~70%くらい」と振り返る。 ただ、君嶋が目指しているのは福島千里の持つ日本記録11秒21、そしてのその先の10秒台だ。「そこに向かっていきたい」と、強いまなざしを向けていた。 2位に御家瀬緑(住友電工)が11秒66で続き、「まだ米国でやってきたことが定着できていないというのがタイムが表わしていると思います」と悔しがった。藏重は11秒72で3位。「自分の動きをしっかりしてレベルを上げて自己記録(11秒58)を更新したい」と笑顔を見せた。

【動画】女子100mで連覇を飾った君嶋愛梨沙の走りをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.20

旭化成のエマニエル・キプルトに出場停止処分 世界陸連が発表

世界陸連(WA)は12月19日、旭化成に所属するエマニエル・キプルト(ケニア)に対して、出場停止処分を科したと発表した。 処分理由の詳細について、WAは明らかにしていないが、「アスリート代理人規則に基づく異議申し立てを受 […]

NEWS 東京世界陸上代表・小池祐貴と中島ひとみが人気番組「逃走中」に参戦! 自慢のスプリントで逃げ切りなるか

2025.12.20

東京世界陸上代表・小池祐貴と中島ひとみが人気番組「逃走中」に参戦! 自慢のスプリントで逃げ切りなるか

【画像】逃走中26年新春スペシャルに出場するメンバー #逃走中 2026年1月4日(日)よる7時放送!#池田直人 #レインボー #伊沢拓司 #岩﨑大昇 #KEYTOLIT #小池祐貴 #小手伸也 #ジャンボたかお #立花 […]

NEWS 川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会

2025.12.20

川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会

12月20日、神奈川県横浜市の日体大健志台陸上競技場で第26回日体大女子長距離競技会が行われ、5000m4組では川口桃佳(ユニクロ)が15分26秒59で1着となった。 川口は11月のクイーンズ駅伝で、1区を務め5位と好走 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負

2025.12.20

箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負

高校時代から双子の弟と頭角表す 年明け早々の丸亀ハーフでは1時間2分04秒まで記録を縮めて好発進。しかしその後、肉離れなど小さな故障が重なり、思うようにレースへ出場できない時期が続く。総合4位で本大会出場を決めた全日本大 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」

2025.12.20

箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」

大後部長の言葉に気づき 初めての箱根路となった2年時は4区で低体温症となり区間21位。「20kmという距離への対応がなかなかうまくいきませんでした」。好不調の波も多い4年間でもあった。 そして、最終学年のトラックシーズン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top