HOME 高校

2023.05.23

辻本桜寿が1500mと3000m障害で大会新V! 小針陽葉も100m、200mで大会記録を更新/IH静岡県大会
辻本桜寿が1500mと3000m障害で大会新V! 小針陽葉も100m、200mで大会記録を更新/IH静岡県大会

インターハイ静岡県大会で男子1500m、3000mSCを制した辻本桜寿

8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。

静岡県大会は5月19日~21日の3日間、小笠山総合運動公園エコパスタジアムで行われ、男女合わせて4種目で大会新記録が誕生するなど、好記録が続出した。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年3000mSCでインターハイ5位入賞、3月には1500mで3分47秒60の高2歴代9位の記録を出している辻本桜寿(浜松開誠館3)が快走を見せた。男子1500mでは3分50秒80の大会新の好タイムで、2位に7秒以上の差つける快勝。3000m障害でも8分56秒09の大会新記録で2冠を達成している。

決勝進出ラインが10秒71となった男子100mでは、森川皓喜(浜名3)が10秒53(±0)でトップ。2位の土屋太陽(富士見2)も10秒57とハイレベルなレースとなった。

男子4×100mRは40秒92の富士東が、40秒96で2位の東海大翔洋との40秒台対決を制して優勝。3位の浜名も41秒18の好タイムをマークした。

男子200mでは成川倭士(東海大翔洋2)が21秒03(-0.2)の今季高校最高、高2歴代9位タイの好記録で圧勝。アクシデントで8位に終わった100mの雪辱を果たした。2位には望月結夢(東海大翔洋2)が21秒48で入り、東海大翔洋の2年生がワンツーを飾った。成川は走幅跳も7m26(+0.3)で2種目を制している。

広告の下にコンテンツが続きます

女子では昨年のインターハイで女子100m、200m2位の小針陽葉(富士市立2)が11秒72(-0.9)の大会新で優勝。100mでは予選(11秒84)、準決勝(11秒76)で大会記録を立て続けに更新する快走を見せた。200mも23秒84(-0.3)の大会新記録で走破したほか、走幅跳でも6m01(±0)で2位に入った。

22年U20世界選手権1500m6位入賞の澤田結弥(浜松市立3)が3000m9分32秒42と2位以下に30秒差をつけて実力を示し、4分25秒52の1500mとあわせ2冠を達成した。3000mでは浜松市立勢が10分02秒52で2位の大谷芽以(1年)、10分03秒21で3位の匂坂有希(2年)と続き上位3位を独占した。

総合争いは男子が東海大翔洋が浜松開誠館との接戦を制して42.5点でV。女子は浜松市立がトラック、フィールドで存在感を放ち、76点で優勝を決めた。

東海大会は6月16日から3日間、県大会と同じエコパスタジアムで行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。

広告の下にコンテンツが続きます
8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 静岡県大会は5月19日~21日の3日間、小笠山総合運動公園エコパスタジアムで行われ、男女合わせて4種目で大会新記録が誕生するなど、好記録が続出した。 昨年3000mSCでインターハイ5位入賞、3月には1500mで3分47秒60の高2歴代9位の記録を出している辻本桜寿(浜松開誠館3)が快走を見せた。男子1500mでは3分50秒80の大会新の好タイムで、2位に7秒以上の差つける快勝。3000m障害でも8分56秒09の大会新記録で2冠を達成している。 決勝進出ラインが10秒71となった男子100mでは、森川皓喜(浜名3)が10秒53(±0)でトップ。2位の土屋太陽(富士見2)も10秒57とハイレベルなレースとなった。 男子4×100mRは40秒92の富士東が、40秒96で2位の東海大翔洋との40秒台対決を制して優勝。3位の浜名も41秒18の好タイムをマークした。 男子200mでは成川倭士(東海大翔洋2)が21秒03(-0.2)の今季高校最高、高2歴代9位タイの好記録で圧勝。アクシデントで8位に終わった100mの雪辱を果たした。2位には望月結夢(東海大翔洋2)が21秒48で入り、東海大翔洋の2年生がワンツーを飾った。成川は走幅跳も7m26(+0.3)で2種目を制している。 女子では昨年のインターハイで女子100m、200m2位の小針陽葉(富士市立2)が11秒72(-0.9)の大会新で優勝。100mでは予選(11秒84)、準決勝(11秒76)で大会記録を立て続けに更新する快走を見せた。200mも23秒84(-0.3)の大会新記録で走破したほか、走幅跳でも6m01(±0)で2位に入った。 22年U20世界選手権1500m6位入賞の澤田結弥(浜松市立3)が3000m9分32秒42と2位以下に30秒差をつけて実力を示し、4分25秒52の1500mとあわせ2冠を達成した。3000mでは浜松市立勢が10分02秒52で2位の大谷芽以(1年)、10分03秒21で3位の匂坂有希(2年)と続き上位3位を独占した。 総合争いは男子が東海大翔洋が浜松開誠館との接戦を制して42.5点でV。女子は浜松市立がトラック、フィールドで存在感を放ち、76点で優勝を決めた。 東海大会は6月16日から3日間、県大会と同じエコパスタジアムで行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.04

リレーのパリ五輪切符を懸けて!世界リレーが5/5朝8時05分に開幕 上位14ヵ国に出場権、初日予選突破でつかめるか?

8月のパリ五輪リレー種目の出場権を懸けた世界リレーが5月4、5日の2日間、バハマ・ナッソーで開催される。男女の4×100m、4×400mと男女混合4×400mの5種目が実施。上位14ヵ国(決勝8チーム+2レース目からの6 […]

NEWS 200mは鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26でV2!400mHは筒江が豊田ら抑える ハンマー投・福田が73m00/静岡国際

2024.05.04

200mは鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26でV2!400mHは筒江が豊田ら抑える ハンマー投・福田が73m00/静岡国際

◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) 日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われた。注目を集めた男子200mはブダペスト世界選手権代表の鵜澤飛羽(筑波大)が連覇。セカンドベストとなる2 […]

NEWS 五島莉乃 標準届かずも自己新初V「悔しいのが一番」パリ五輪見据え「勝負できるように」/日本選手権10000m

2024.05.04

五島莉乃 標準届かずも自己新初V「悔しいのが一番」パリ五輪見据え「勝負できるように」/日本選手権10000m

◇第108回日本選手権10000m(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム) パリ五輪代表選考会となる日本選手権10000mが行われ、女子は五島莉乃(資生堂)が日本歴代6位の30分53秒31をマークして初優勝を […]

NEWS 葛西潤が殊勲の初V!日本歴代6位の27分17秒46「ケガなくできたのが一番」パリ五輪目指しもう1本挑戦/日本選手権10000m

2024.05.04

葛西潤が殊勲の初V!日本歴代6位の27分17秒46「ケガなくできたのが一番」パリ五輪目指しもう1本挑戦/日本選手権10000m

◇第108回日本選手権10000m(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム) パリ五輪代表選考会となる日本選手権10000mが行われ、男子は葛西潤(旭化成)が日本歴代4位の27分17秒46をマークして優勝した。 […]

NEWS 編集部コラム「Road To FUKUOKA」

2024.05.04

編集部コラム「Road To FUKUOKA」

★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top