HOME 国内、大学

2023.05.11

3部100m林拓優が10秒24!追い風参考ながら好走「勝負を大事に」/関東IC
3部100m林拓優が10秒24!追い風参考ながら好走「勝負を大事に」/関東IC

23年関東インカレ男子3部100mを制した林拓優

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目

関東インカレの1日目、男子3部100m決勝は林拓優(日体大院)が10秒24(+2.2)で優勝した。

追い風参考ながら、草野誓也(順大院)が持つ大会記録10秒51を大きく上回る好走。「大会記録として残らないのが少し悔しいですが、やりたいことはできました」と笑顔を見せる。

広告の下にコンテンツが続きます

レースは鋭く抜け出して勝負を決めると、「ピッチに頼り過ぎて窮屈になっていたので大きく動く」ことを意識してグングンと加速した。

滋賀・南郷中時代には後輩に壹岐あいこ(現・大阪ガス)らと一緒に練習していたが、100m11秒12がベスト。京都・龍谷大平安高に進学してからは、宮本大輔(洛南高、現・YMFG)の背中を追いかける日々だった。インターハイにも200mで進んだが予選落ち。

ただ、日体大で着実に力をつけると、4年時には10秒52まで短縮。大学院に進学してからは「いろいろな考え方ができるようになって、自分に必要なものを考えて取捨選択できるようになりました」。昨年は10秒25、200mでも20秒78まで記録を短縮した。

しかし、「勝負を大事にして、その結果、記録も出る」と言う林。昨年の日本インカレでは100分の1秒差でタイトルを逃しただけに、今季は「日本選手権の決勝、インカレのタイトルにこだわりたい」と言う。

記録については「10秒1台」を目指しつつ、日体大記録となる田島宣弘の100m10秒13を見据えている。

遅咲きのスプリンターが、群雄割拠の男子短距離に挑戦する。

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目 関東インカレの1日目、男子3部100m決勝は林拓優(日体大院)が10秒24(+2.2)で優勝した。 追い風参考ながら、草野誓也(順大院)が持つ大会記録10秒51を大きく上回る好走。「大会記録として残らないのが少し悔しいですが、やりたいことはできました」と笑顔を見せる。 レースは鋭く抜け出して勝負を決めると、「ピッチに頼り過ぎて窮屈になっていたので大きく動く」ことを意識してグングンと加速した。 滋賀・南郷中時代には後輩に壹岐あいこ(現・大阪ガス)らと一緒に練習していたが、100m11秒12がベスト。京都・龍谷大平安高に進学してからは、宮本大輔(洛南高、現・YMFG)の背中を追いかける日々だった。インターハイにも200mで進んだが予選落ち。 ただ、日体大で着実に力をつけると、4年時には10秒52まで短縮。大学院に進学してからは「いろいろな考え方ができるようになって、自分に必要なものを考えて取捨選択できるようになりました」。昨年は10秒25、200mでも20秒78まで記録を短縮した。 しかし、「勝負を大事にして、その結果、記録も出る」と言う林。昨年の日本インカレでは100分の1秒差でタイトルを逃しただけに、今季は「日本選手権の決勝、インカレのタイトルにこだわりたい」と言う。 記録については「10秒1台」を目指しつつ、日体大記録となる田島宣弘の100m10秒13を見据えている。 遅咲きのスプリンターが、群雄割拠の男子短距離に挑戦する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.11

青学大・原監督「バーディー×2」駒大・藤田監督「4本の柱」総合力の「上握り10貫」など指揮官たちが“前哨戦”/箱根駅伝トークバトル

「第102回箱根駅伝トークバトル」が12月10日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われた。 前回優勝校の青学大・原晋監督、同2位の駒大・藤田敦史監督、同3位の國學院大・前田康弘監督、同4位でトークバトル初登場の早大・花田 […]

NEWS 【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

2025.12.10

【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ

第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]

NEWS 前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

2025.12.10

前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]

NEWS 15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

2025.12.10

15年ぶりVへ!早大・花田勝彦監督「往路優勝のオーダーを」山口智規主将を「胴上げしたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回4位の早大は「5強」の一角として、15年ぶり優勝をしっかりと視界に捉える。 就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は、今年度で […]

NEWS 99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

2025.12.10

99回目出場の中大・藤原監督「いい顔でスタートを」4年生が優勝へ執念「勝たせてやりたい」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 全日本大学駅伝で2位を占めた中大は、前回5位からの躍進を期す。藤原正和監督は「いいチームができました」と胸を張って語る。 1年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top