◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目
関東インカレの1日目、男子3部100m決勝は林拓優(日体大院)が10秒24(+2.2)で優勝した。
追い風参考ながら、草野誓也(順大院)が持つ大会記録10秒51を大きく上回る好走。「大会記録として残らないのが少し悔しいですが、やりたいことはできました」と笑顔を見せる。
レースは鋭く抜け出して勝負を決めると、「ピッチに頼り過ぎて窮屈になっていたので大きく動く」ことを意識してグングンと加速した。
滋賀・南郷中時代には後輩に壹岐あいこ(現・大阪ガス)らと一緒に練習していたが、100m11秒12がベスト。京都・龍谷大平安高に進学してからは、宮本大輔(洛南高、現・YMFG)の背中を追いかける日々だった。インターハイにも200mで進んだが予選落ち。
ただ、日体大で着実に力をつけると、4年時には10秒52まで短縮。大学院に進学してからは「いろいろな考え方ができるようになって、自分に必要なものを考えて取捨選択できるようになりました」。昨年は10秒25、200mでも20秒78まで記録を短縮した。
しかし、「勝負を大事にして、その結果、記録も出る」と言う林。昨年の日本インカレでは100分の1秒差でタイトルを逃しただけに、今季は「日本選手権の決勝、インカレのタイトルにこだわりたい」と言う。
記録については「10秒1台」を目指しつつ、日体大記録となる田島宣弘の100m10秒13を見据えている。
遅咲きのスプリンターが、群雄割拠の男子短距離に挑戦する。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.10.08
-
2024.10.07
2024.10.05
大東大が接戦制して2年連続5度目のV 帝京科学大が初の全国出場決める/関東大学女子駅伝
-
2024.10.05
-
2024.10.07
2024.09.17
2024全国高校駅伝代表校一覧
2024.09.19
アシックスから安定性と快適性を追求したランニングシューズ「GT-2000 13」が登場!
-
2024.10.05
-
2024.09.28
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.10.09
國學院大は初Vへ平林清澄と山本歩夢が順当にエントリー!! 青木瑠郁、高山豪起ら3年生6人登録/全日本大学駅伝
第56回全日本大学駅伝のチームエントリーが10月9日正午に締め切られ、大会事務局が各校のエントリー選手を発表した。國學院大はともに4年生で、エースの平林清澄、前回2区を担った山本歩夢が順当にエントリーされた。 4年生は平 […]
2024.10.09
青学大は太田蒼生、黒田朝日、鶴川正也の強力布陣! 主将・田中悠登、1年生4人もエントリー/全日本大学駅伝
第56回全日本大学駅伝のチームエントリーが10月9日正午に締め切られ、大会事務局が各校のエントリー選手を発表した。青学大はエースの太田蒼生(4年)や日本選手権5000m4位の鶴川正也(同)、10000m27分台の黒田朝日 […]
2024.10.09
V5狙う駒大は篠原倖太朗、佐藤圭汰がエントリー! 伊藤蒼唯、山川拓馬、桑田駿介も順当に登録/全日本大学駅伝
第56回全日本大学駅伝のチームエントリーが10月9日正午に締め切られ、大会事務局が各校のエントリー選手を発表した。5連覇が懸かる駒大は主将の篠原倖太朗(4年)と佐藤圭汰(3年)の2人が順当に登録された。 長くレースから離 […]
2024.10.08
【男子走高跳】畝地雄大(鹿児島南2)2m15=高2歴代8位タイ
10月4日~6日に行われた九州高校新人(大分・レゾナックドーム大分)の最終日、男子走高跳で畝地雄大(鹿児島南2)が高2歴代8位タイ、大会新、鹿児島県高校新の2m15をクリアして優勝した。 畝地のこれまでの自己ベストは9月 […]
Latest Issue 最新号
2024年10月号 (9月13日発売)
●Paris 2024 Review
●別冊付録/学生駅伝ガイド 2024 秋
●福井全中Review
●東京世界選手権まであと1年
●落合晃の挑戦