2023.05.07
◇第10回木南記念(5月6、7日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本グランプリシリーズG1の木南記念の2日目に女子100mハードルが行われ、田中佑美(富士通)が4月29日の織田記念でマークしたばかりの自己記録を、さらに0.06塗り替える12秒91(+0.7)で2位に食い込む力走を見せた。
織田記念で日本人4人目の12秒台に突入して優勝していた田中。スタートから前半は優勝した寺田明日香(ジャパンクリエイト)からやや遅れたものの「中盤以降、リード脚をいいポジションに持っていけ、インターバルもしっかり走れた」と話すように、後半追い上げ力を示した。
織田記念の疲れに加え、降りしきる雨という悪コンディションの中、「まさかベストが出せるとは思っていなかったので驚いています」と話す。「条件が良ければさらにさばけると思えた」と2度目の12秒台で、そのスピード感も自分のものにした感覚を得た。
決勝前に右脚の内転筋に痛みが出たため棄権も考えたというが、「その原因が動きの悪さにあったので、アップから修正して1台目からしっかり乗り込んでいけた」と好タイムが出た要因を話す。
「まだ寺田さんや福部(真子)さん、青木(益未)さんとは差があると思っています」と話すが、冬季から取り組んできた技術が安定。コンディションに左右されない2試合続けての12秒台は実力の証と言える。
この後はセイコーゴールデングランプリを挟み、今回と同じ舞台で行われる勝負の日本選手権に挑む。12秒台が揃うそこでどんな走りを魅せてくれるか注目だ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.20
東京世界陸上代表・落合晃が1500mに出場 今季最終レースは3分46秒86/世田谷競技会
2025.12.19
世界陸上銅の勝木隼人がエントリー 女子は前回Vの谷純花ら/元旦競歩
-
2025.12.19
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.20
東京世界陸上代表・落合晃が1500mに出場 今季最終レースは3分46秒86/世田谷競技会
第2回世田谷陸上競技会が12月20日、東京・世田谷区立総合運動場陸上競技場で行われ、男子1500mで落合晃(駒大)が3分46秒86で1着に入った。 9月の東京世界選手権では日本代表として800mに出場した落合。11月の東 […]
2025.12.19
世界陸上銅の勝木隼人がエントリー 女子は前回Vの谷純花ら/元旦競歩
東京陸協は26年1月1日に開催される第74回元旦競歩(兼東京選手権競歩)のエントリー選手を発表した。 男子20kmには、9月の東京世界選手権35kmで銅メダルに輝いた勝木隼人(自衛隊体育学校)がエントリー。23年ワールド […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/東海大のスピードスター・兵藤ジュダ リベンジの1区で「やっぱり区間賞がほしい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 失意から復活、トラックで勢い 前回の箱根駅伝予選会で総合14位に終わ […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/前回の雪辱期する中央学大・市川大世 「区間5位以内を目指して積極的な走りを」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 全日本では4人抜きの力走 3年ぶりに11月の全日本大学駅伝に戻ってき […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/過去最高順位を見据える城西大 強力4年生軸に「アッと驚くような試合がしたい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 主要区間の経験者残る 前回6位の城西大がチーム最高成績の3位以内を目 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳