HOME 国内、大学、世界陸上、日本代表
男子20km競歩8位の住所大翔が帰国「今度はメダル争いができるようにがんばりたい」/世界陸上
男子20km競歩8位の住所大翔が帰国「今度はメダル争いができるようにがんばりたい」/世界陸上

7月15日から開催されているオレゴン世界選手権。2日目までに競技を終えた一部の選手が帰国し、日本時間の18日に成田空港に到着した。

その中には男子20km競歩で初出場ながら8位入賞を果たした住所大翔(順大院)の姿も。住所は自身初の国際大会を終え、「入賞できるとは思わなかったのでうれしい。ここまで育ててくださった森岡(紘一朗)コーチや今村(文男)コーチに感謝の気持ちでいっぱいです」と感想を口にした。

広告の下にコンテンツが続きます

住所の自己記録は1時間20分14秒。今大会出場者の中では20番目と決して優れているわけではなかったが、「挑戦することが目標でした」というように、果敢に先頭集団に食らいついた。15km手前で優勝争いからは離脱してしまったが、その後も入賞圏内で粘り抜いた末につかんだ「8位」だった。

兵庫・飾磨工高時代に5000m競歩の高校記録(19分29秒84)を樹立するなどジュニア時代から注目を集めた逸材だが、周囲の期待値ほど、大学4年間では思ったほどの活躍ができなかった。

「自分の中ではもっと早く世界で活躍する選手になっている予定でした。ただ、森岡コーチとの話し合いでは『4年間かけて世界の舞台に挑戦していこう』というのが目標だったので、1年遅れてしまいましたが、達成できて良かったです」

広告の下にコンテンツが続きます

『世界選手権入賞者』の称号を得た住所だが、世界に誇る競歩大国となった日本国内には金メダルの山西利和(愛知製鋼)や銀メダルの池田向希(旭化成)ら強豪ぞろい。大会期間中には2025年の東京世界選手権開催が決定したこともあり、「東京世界選手権のニュースはモチベーションになります。メダルを獲得した2人は強いですが、今度はメダル争いできるようにがんばりたい」とすでに次の目標を定めていた。

今後は1週間程度の休暇を経て、9月の日本インカレに出場予定だという。「10000mと距離は短くなりますが、スピードを強化していきます」。

「世界8位」となっても、住所はさらなる高みを見据えて歩き続ける。

7月15日から開催されているオレゴン世界選手権。2日目までに競技を終えた一部の選手が帰国し、日本時間の18日に成田空港に到着した。 その中には男子20km競歩で初出場ながら8位入賞を果たした住所大翔(順大院)の姿も。住所は自身初の国際大会を終え、「入賞できるとは思わなかったのでうれしい。ここまで育ててくださった森岡(紘一朗)コーチや今村(文男)コーチに感謝の気持ちでいっぱいです」と感想を口にした。 住所の自己記録は1時間20分14秒。今大会出場者の中では20番目と決して優れているわけではなかったが、「挑戦することが目標でした」というように、果敢に先頭集団に食らいついた。15km手前で優勝争いからは離脱してしまったが、その後も入賞圏内で粘り抜いた末につかんだ「8位」だった。 兵庫・飾磨工高時代に5000m競歩の高校記録(19分29秒84)を樹立するなどジュニア時代から注目を集めた逸材だが、周囲の期待値ほど、大学4年間では思ったほどの活躍ができなかった。 「自分の中ではもっと早く世界で活躍する選手になっている予定でした。ただ、森岡コーチとの話し合いでは『4年間かけて世界の舞台に挑戦していこう』というのが目標だったので、1年遅れてしまいましたが、達成できて良かったです」 『世界選手権入賞者』の称号を得た住所だが、世界に誇る競歩大国となった日本国内には金メダルの山西利和(愛知製鋼)や銀メダルの池田向希(旭化成)ら強豪ぞろい。大会期間中には2025年の東京世界選手権開催が決定したこともあり、「東京世界選手権のニュースはモチベーションになります。メダルを獲得した2人は強いですが、今度はメダル争いできるようにがんばりたい」とすでに次の目標を定めていた。 今後は1週間程度の休暇を経て、9月の日本インカレに出場予定だという。「10000mと距離は短くなりますが、スピードを強化していきます」。 「世界8位」となっても、住所はさらなる高みを見据えて歩き続ける。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.08

サニブラウン100m3大会連続ファイナルへ ケガの影響なし「状態上がってきた」宮崎合宿締めくくり、いよいよ本番へ/東京世界陸上

男子短距離で東京世界選手権代表のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が宮崎県内でトレーニングし、練習後に報道陣の取材に応じた。 9月に入って約1週間、6月にも行っていた宮崎で世界選手権に向けた最終調整。暑いなか、最終 […]

NEWS 月刊陸上競技2025年10月号

2025.09.08

月刊陸上競技2025年10月号

Contents 別冊付録 東京2025世界陸上観戦ガイド いよいよ、世界陸上が開幕! 直前、東京世界陸上情報 世界陸上 日本代表発表 総勢80名 日本代表一覧 日本代表首脳陣インタビュー 山崎一彦 強化委員長 「1人で […]

NEWS 北口榛花が初プロデュース!中高生対象「はるかなる教室」今秋開催「魅力や楽しさ感じて」参加者募集

2025.09.08

北口榛花が初プロデュース!中高生対象「はるかなる教室」今秋開催「魅力や楽しさ感じて」参加者募集

女子やり投のパリ五輪金メダリストで世界選手権連覇中の北口榛花(JAL)がマネジメント契約を結ぶスポーツビズは、中高生を対象とした陸上教室を今年10月18日に開催すると発表した。 世界女王から直接アドバイスをもらえる貴重な […]

NEWS ウサイン・ボルトが国立競技場にやって来る! 世界陸連から「アルティメット・レジェンド」に認定

2025.09.08

ウサイン・ボルトが国立競技場にやって来る! 世界陸連から「アルティメット・レジェンド」に認定

9月8日、世界陸連は男子100m、200mの世界記録保持者である、ウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)を「アルティメット・レジェンド」に認定したことを発表した。 ボルト氏は五輪では08年北京、12年ロンドン、16年リオの3大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top