◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)2日目
オレゴン世界陸上2日目のイブニングセッションに行われた男子走幅跳の決勝。橋岡優輝(富士通)は7m86(+0.4)で10位に終わり、19年ドーハ大会(8位)、そして昨年の東京五輪(6位)に続く世界大会3連続入賞はならなかった。
敗退が決まるとすぐさまジャージに着替える。その姿に悔しさがにじむ。「悔しい。とっても悔しいです」。1回目、2回目ともにファウル。今年3月の世界室内選手権で3回ファウルをしていただけに、「不安要素もあって」残しにいったかたちになった。
予選は全体トップとなる8m18を跳んでいた橋岡。決勝は「調子も悪くなくて、ウォーミングアップでもドーハや東京よりも動けていました」と振り返る。だが、その調子の良さゆえ「さばききれなかった」。1回目から2回目に20cmほどマークを下げても踏み切りが合わなかった。
東京五輪でも感じた「経験不足」。予選、決勝と続く試合に「慣れていなかった」というのは、4月に足首を痛めた影響もある。「海外転戦をしたかったのですがケガでできなかった」。それを痛感するオレゴン世界陸上となった。今後は「ダイヤモンドリーグやコンチネンタルツアーなどに出ていきたい」と語る。
最後は「パリ五輪の年じゃなくて良かった。今年は3回ファウルもあって、最後はトップ8漏れ。これで厄落としができました」と自嘲気味に苦笑い。陸上の本場で受けた大きな借りは、2年後のパリ五輪に向けてしっかり返していく。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.15
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
800m昨年全国8位の菊池晴太が1分50秒03の大会新V「収穫と悔しさがある」400mH長谷川桜介が51秒19、三段跳の菅野穂乃は大会新/IH東北
◇インターハイ東北地区大会(6月13~16日/青森・カクヒログループアスレチックスタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた東北地区大会の3日目が行われ、男子800mは菊池晴太(盛岡第四3岩手)が1分50秒03の大会新で […]
2025.06.16
200mはバログン・ハル23秒77の高2歴代5位で400mとの2冠 東島権治21秒06 やり投は松本65m05、走高跳は清水2連覇/IH南関東
◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場) 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の3日目が行われ、女子200mでバログン・ハル(市川2千葉)が従 […]
2025.06.16
走幅跳IH2位の成澤柚日が自己新6m11で3連覇!柴田弥聖が2年連続ロングスプリント2冠/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/栃木県宇都宮市・県総合運動公園カンセキスタジアム) 広島インターハイを懸けた北関東地区大会の2日目が行われ、女子走幅跳で成澤柚日(共愛学園3群馬)が自己新の6m11(+1. […]
2025.06.16
円盤投・松元美春が最終投てきで大逆転連覇&3年連続IHへ!走幅跳・木浦が自己新連発7m20、大混戦800mは田中が2年生V/IH南九州
◇インターハイ南九州地区大会(6月13~16日/熊本市・えがお健康スタジアム)3日目 広島インターハイを懸けた南九州地区大会の3日目が行われ、女子円盤投は松元美春(出水3鹿児島)が39m42で2連覇を達成した。 広告の下 […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会