第21回U20世界選手権(8月5日~9日/米国・ユージン)の日本代表選手が11日に帰国し、成田空港でメダリストや入賞者らの会見が行われた。
男子400mハードルで銀メダル(49秒23)を獲得した後藤大樹(洛南高2京都)は「今シーズン一番の目標の大会で、ランキング1番の記録を持っていて優勝を目指していたので、完敗してしまって悔しい気持ち」と満足していなかった。
6月の日本選手権で日本歴代4位、特大高校新記録の48秒09で優勝。9月の名古屋アジア大会代表にも選ばれている。大会前から注目を集めていたが、7月31日に離日し、現地に着いた後の最初の競技場練習で、ウォーミングアップのハードルドリルで踏み切り脚の左足首を捻挫。1時間おきにアイシングを受ける日々が続き、予選の前日(5日)にようやくスパイクを履いたという。
決して万全な状態ではなかったが、予選を50秒45で組1着通過。準決勝は全体トップの49秒19をマークして通過した。
決勝は「疲労もあっていつもの準備ができませんでした」。ミハル・ラダ(チェコ)に先行され、最後まで追いつけず、ラダとは0.64秒差をつけられた。「世界は広いなと感じました。2年後はもっと強くなって帰ってきたいと思いました」。
悔しさが残る一方で得た経験も大きかった。「とても楽しめました」。ラウンドが進むたびに世界陸連のインタビューに応じている。「英語で何を質問されているのか、わからなかったので、自分の話したいことをとにかく話しました。英語へのモチベーションにもなりました」と振り返った。
宿舎は「快適で、食事もおいしかったです。ただ最後のほうはメニューに飽きて、ご飯に、チームでふりかけを持ってきた人からもらって、それをかけて食べていました」と笑わせた。
次のターゲットはアジア大会。「日本記録(47秒89)を塗り替えるつもり」と気持ちを切り替えている。そうなれば、8月23日から有効期間となる来年の北京世界選手権の参加標準記録(48秒00)を突破することになる。「早く代表に内定したい」と、来年はシニアの国際舞台挑戦へ意欲を見せた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2026.09.10
-
2026.09.08
-
2026.09.05
Latest articles 最新の記事
2026.09.10
桐生祥秀が全日本実業団の100m欠場を発表「アジア大会で自分の仕事をしっかり果たすために」
男子短距離の桐生祥秀(日本生命)が9月10日、自身のSNSで100mにエントリーしていた全日本実業団対抗選手権(9月11日~13日/京都・西京極)を欠場することを発表した。 9月23日から始まる名古屋アジア大会陸上競技の […]
2026.09.10
世界陸連が公式モバイルアプリをリリース 最新情報、大会速報、優勝者予想などさまざまなコンテンツ
世界陸連は9月9日、公式のモバイルアプリをリリースしたと発表した。 これまで世界陸連は、ウェブサイトやSNSで陸上競技にまつわる情報を発信してきたが、11日から開幕する世界陸上アルティメット選手権を前に、新たなアプリを立 […]
2026.09.10
TBSアジア大会陸上応援サポーターに&TEAMのKが就任!「全力で大会を盛り上げたい」昨年の東京世界陸上でも担当
9月に開幕する名古屋アジア大会を独占生放送するTBSは9月9日、9人組グローバルグループ「&TEAM」のKが、アジア大会の「TBS陸上応援サポーター」に就任したことを発表した。 Kは長距離選手として高校では強豪校の一員と […]
2026.09.10
ソニーが世界アルティメット選手権での活動発表!フィニッシュシーンで革新的映像表現に挑戦
ソニー株式会社と世界陸連(WA)は9月9日、初開催となる世界アルティメット選手権(9月11日~13日/ハンガリー・ブダペスト)において、独自の光学トラッキング技術を活用した、フィニッシュシーンを新たな形で可視化する取り組 […]
2026.09.09
桐生祥秀、多田修平、井戸アビゲイル風果らアジア大会代表集結!世界選手権標準突破の上田百寧も注目/全日本実業団
第74回全日本実業団対抗選手権が9月11日から13日までの3日間、京都市のたけびしスタジアム京都で行われる。名古屋アジア大会(陸上:9月23日~29日)の代表に加え、代表には届かなかったものの、その後、調子を上げてきた選 […]
Latest Issue
最新号
2026年9月号 (8月17日発売)
滋賀IH総特集
山口全中展望
アジア大会代表Close up