写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、昨年夏に行われた東京五輪の男子4×100mリレーで2位に入った英国のC.ウジャーのドーピング違反を認め、銀メダルの取り消しを発表した。
ウジャーは同レース決勝後の検査において、検体Aから筋肉増強効果があるとされるオスタリンと選択的アンドロゲン受容体調節薬(S-23)が検出。ウジャーの要求を受けて8月19日に検体Bを分析したところ、検体Aと同様の結果が認められていた。
この結果、英国の失格により3位のカナダが銀メダル、4位だった中国が銅メダルに繰り上がる見込み。
ウジャーは11年の世界ユース選手権100mで8位となり、13年には欧州ジュニア選手権100mを制すなど、早くから活躍を続けてきたスプリンター。17年のロンドン世界選手権では4×100mリレーでの英国の優勝にも貢献していた。

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