5月23日、ゲーツヘッド(英国)でダイヤモンドリーグの初戦が行われた。この大会は当初モロッコ・ラバトでの開催が予定されていたが、場所を移して同地での開催となった。
女子100mは地元・英国のD.アッシャー・スミスが11秒35(-3.1)で勝利。アッシャー・スミス2019年ドーハ世界選手権のこの種目で銀メダル、200mでは金メダルを獲得している。雨と強い向かい風の悪条件で記録は低調にとどまったが、今季世界歴代6位の10秒72で走っているS.リチャードソン(米国)や19年ドーハ世界選手権銀メダルのM.タルー(コートジボワール)に先着した。リチャードソンは11秒44で2位、タルーは11秒48で3位だった。
男子棒高跳を制したのは19年ドーハ世界選手権金メダルのS.ケンドリックス(米国)。記録は5m74だった。世界記録保持者・A.デュプランティス(スウェーデン)は5m74に2回失敗、5m80に高さを上げて挑戦したがこれをクリアできずに5m55で2位にとどまり、2020年2月から続いた連勝が23でストップした。
女子走高跳は17年ロンドン世界選手権銅メダルのK.リチュウィンコ(ポーランド)が1m91で優勝。世界選手権3連覇(15年、17年、19年)で、中立選手としての参加が承認されたM.ラシツケネ(ロシア/中立選手)は1m88で4位だった。男子走幅跳には19年ドーハ覇者のT.ゲイル(ジャマイカ)が出場したが、8m00(+2.0)で3位。F.ランダッツォ(イタリア)が8m11(+2.8)で優勝した。ランダッツォは25歳で、自己ベストは8m12(2020)。2位はE.カセレス(スペイン)で8m04(+1.4)だった。
男子1500mは欧州記録保持者のJ.インゲブリグセン(ノルウェー)が3分36秒27、女子砲丸投はA.ドンモ(ポルトガル)が19m08でそれぞれ優勝した。
今季のダイヤモンドリーグは13試合が行われる予定で、次は5月28日にカタール・ドーハで行われる。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.11
“鳥人”デュプランティス「東京を探索したい」100m五輪金アルフレッド「人生変わった」
2025.09.11
ウサイン・ボルトが来日!自身の世界記録更新「今は特にいない」若き選手へ「自分を信じて」
-
2025.09.10
-
2025.09.10
-
2025.09.06
-
2025.09.04
-
2025.09.04
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.11
ウサイン・ボルトが来日!自身の世界記録更新「今は特にいない」若き選手へ「自分を信じて」
男子100m、200m世界記録保持者のウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)が来日し、長年契約しアイコンともなっているPUMAのトークイベントに出席した。 グローバルメディア向けのトークセッションに登壇したボルト氏。現在主流と […]
2025.09.11
五輪2大会連続V・キプチョゲ、パリ五輪3種目メダル・ハッサンが追加エントリー! /ニューヨークシティマラソン
ニューヨークシティマラソンの追加エントリーが9月10日に発表され、男子の前世界記録保持者で五輪2度金メダルのE.キプチョゲ(ケニア)、女子でパリ五輪金メダリストのS.ハッサン(オランダ)が追加された。 キプチョゲは201 […]
2025.09.11
100m9秒94ワラザが欠場 DLファイナルで左脚負傷 4継金目指す南アフリカに暗雲/東京世界陸上
9月11日、南アフリカ陸連は東京世界選手権に出場を予定していた男子100mのバヤンダ・ワラザがケガのため欠場することを発表した。 ワラザは06年生まれの19歳。早くから国際大会で活躍し、昨年はパリ五輪の4×100mリレー […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/