2026.05.15
◇セイコーゴールデングランプリ(5月17日/東京・MUFGスタジアム:国立競技場)
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月17日に行われる。大会は国内唯一WAコンチネンタルツアー最上位のゴールドラベルに位置づけられ、国内外のトップ選手が集結。舞台となる国立競技場は、昨年の東京世界選手権同様に盛り上がりを見せそうだ。
男子100mにはパリ五輪斤目ダリストのノア・ライルズ(米国)が初参戦。自己記録は9秒79を持つ、言わずと知れた世界トップスプリンターだ。日本のアニメ・漫画の大ファンと公言。勝利を収めた後はドランゴンボールの「かめはめ波」ポーズで日本のファンを魅了している。これが100mでは今季初戦。「これまでの初戦で一番速く走ってみせるよ」とリップサービスも欠かさない。とびきり全開パワーを披露しそうだ。
100mには9秒95の日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)、昨年日本選手権Vで9秒台を2度出している桐生祥秀(日本生命)、10秒00の高校記録を持つ清水空跳(星稜高3石川)らが名を連ねる。
男子200mには前回Vの鵜澤飛羽(JAL)が登場。これが主要大会の初戦となる。19秒71のベストを持ち、昨年の東京世界選手権では4×100mリレー金メダルに貢献した米国のコートニー・リンジーら海外勢も強力だ。
男子400mにはパリ五輪銅メダルのムザラ・サムコンガ(ザンビア)、400mハードルで世界選手権Vと活躍し400mでも44秒21のベストを持つライ・ベンジャミン(米国)らが登録。迎え撃つは東京世界選手権6位で44秒44の日本記録保持者・中島佑気ジョセフ(富士通)ら。中島はこれが400m今季初戦。「勝ち切りたい」と力を込める。佐藤拳太郎(富士通)、佐藤風雅(ミズノ)らもどう戦うか。
国内でハイレベルが続く男子110mハードル。日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)はダイヤモンドリーグ出場のため見送ったが、13秒04の泉谷駿介(住友電工)、13秒12の阿部竜希(エターナルホスピタリティグループ)、野本周成(愛媛競技力本部)らがしのぎをけずる。
好記録となりそうなのが男子400mハードル。好調の黒川和樹(住友電工)、47秒99のベストを持つ豊田兼(トヨタ自動車)らがそろい、47秒76のベストを持つクリス・ロビン(米国)と競り合えば好記録が誕生しそう。
男子走高跳には、東京世界選手権銀メダリストで、日本でもファンが多いウ・サンヒョク(韓国)がエントリー。パリ五輪銀メダルのシェルビー・マキュウェン(米国)もおり、ともに2m36が自己記録だ。日本も瀬古優斗(ヤマダホールディングス)、真野友博(クラフティア)がどこまで粘れるか。
今季8m台を連発している男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)にも注目。東京世界選手権8位のレスター・レスカイ(スペイン)との跳び合いは見応えあり。男子やり投は87m16の日本歴代2位スローを見せている﨑山雄太(ヤマダホールディングス)が、90mスロワーのヤクブ・バドレイヒ(チェコ)らと相対する。
女子で注目なのはやり投。北口榛花(JAL)が今季初戦を迎える。昨年は右肘を痛めた影響もあり東京世界選手権では予選敗退となったが、この冬季は順調にトレーニングできた。男子世界記録を持つヤン・ゼレズニー氏をコーチに迎え、新たなステージへと向かっていく、その一歩目になる。
やはりブダペスト世界選手権・パリ五輪金メダリストと戦えるとあって海外勢も豪華。ブダペスト世界選手権銀で東京世界選手権6位のフロラ・デニス・ルイス・フルタド(コロンビア)、東京世界選手権5位で若手のホープエリナ・ゼンゴ(ギリシャ)がやってくる。
女子100mハードルは12秒32のベストを持つアリア・アームストロング(米国)、12秒51のアモイ・ブラウン(ジャマイカ)が海外勢のツートップ。福部真子(日本建設工業)、中島ひとみ(長谷川体育施設)らにとっては格好の腕試しの相手だ。女子1500mは日本記録保持者の田中希実(豊田自動織機)が急きょ参戦。世界選手権5000m4位で3分54秒99がベストのシェルビー・ホリハン(米国)らとの戦いで気合を入れそうだ。田中は3000mにも出場する。
その他、男子1500m、女子400m、三段跳など、注目選手が多数出場。東京世界選手権の熱狂が再び国立競技場に戻って来る。セイコーゴールデングランプリは5月17日に開催。大会の様子は13時からTBSが生中継。それ以外の時間はTVerなどでライブ配信される。
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